2009/03/09

思い出してくれたの



「ほ、ほんとに? じゃ、じゃあ、あの時の約束……やっと果たして
くれるんだね。……わ、わたしのお嫁さんになってくださいっ
……あれ?」



昨日、部屋の片づけをしていたら、「ねんきん特別便」の封筒が
出てきまして、あー、そういや出してなかったなあ、ということを
思い出しました。
なので、激しくダメな子ですが、今日、記入して投函してきました。
これの回収率って、どれぐらいなんでしょうねえ。
まあ、将来的に年金がもらえないような気もしますが、これでノルマは
果たしました。



 噴水前にやってきた。太陽の光を浴びて、水がきらきら輝いている。
「そう言えば転入したての頃、ここの写真を撮ったっけ」
 あれから、もうすぐ一年になるのか。
「ああ、お姉ちゃんにもらった冊子に従って、写真撮りに行ったんだよね」
「そう。あの時はいろいろあったなあ。確か、このへんで雪丸を……」
 ぴょん
「あ、雪丸だね」
「そうだな。……てことは」
「ゆきまるー」
 孝平は目の前を飛び跳ねる雪丸をキャッチした。
「あ、支倉先輩、陽菜先輩」
「おはよう、白ちゃん。雪丸のお散歩?」
「いえ、お散歩は終えて戻ったところで、逃げられてしまいまして」
「ここで、俺に捕まえられたと。はい」
「いつもありがとうございます。ほら、雪丸も反省しないとだめですよ」
 白ちゃんに叱られて、少しだけ雪丸がしょんぼりしたように見えた。
「おふたりはお散歩ですか?」
「うん♪ ちょっと裏山のほうまで行こうかなって。よかったら、白ちゃんも
一緒に来ない?」
「……いえ、わたしはローレル・リングのお仕事がありますし、それにおふたりの
邪魔をしちゃ申し訳ないですから」
 白はぺこりと頭を下げると、礼拝堂に戻っていった。



雪丸はどこまでも自由を求める旅人なのですね(ぉ



久しぶりにちょこっとラクガキしてみました。
お手本を見ながら、ようやく描ける程度ですね。
わかってもらえないと悲しいので、一応書いておくと、「朝霧 麻衣」ちゃんです。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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