2009/08/31

(ぷちSS)「43日目 終わらない夏と……」(舞阪 美咲)



 全力を使い果たした練習試合が終わり、昨日は家に帰ってきて部屋に入った途端、猛烈な
睡魔に屈服した。夜中に暑さで目が覚めて、シャワーを浴びて身体を冷やしてからエアコン
のタイマーをセットして再び眠りについた。
 これでゆっくり眠れる。
 と思っていたのだが、強力な目覚ましを解除するのを忘れていたことに気がついたのは、
��分ほど前のことだった。



「おっはよっ♪ 雄一っ」
 という元気な声で、掛け布団がひっぺがされた。
「きゃあああああっ♪」
 少し嬉しそうな悲鳴と共に、掛け布団が返された。
「どどど、どうしてハダカで寝てるのよ?」
「……気持ちいいからな」
「ヘンタイさんだ、雄一がヘンタイさんだよっ!」
 朝も早くからテンションが高いのは、やはり美咲だった。ポニーテールの似合う元気全開
少女。この強力目覚ましは、解除不能だと言うことを完全に失念していた。



「それはいいとして、なんでおまえはここにいる」
「雄一を起こしに来ましたよ?」
「なんで疑問形なんだ」
「そういう年頃なんだよ、きっと」
「そうか」
「うん♪」
 こんなことで疲れてはいられないので、俺はさっさと起きることにした。
「……わくわく」
 わくわくとか言うな。
「えーとな、出て行ってくれると嬉しいんだけど」
「えー」
 えーじゃない。
「びー」
 びーでもない。
「ふらいー」
「……」
「今日のおかずはエビフライだからねっ。早く着替えてきてね~」
 美咲はどたどたと階段を下りていった。まったく騒がしいヤツだ。



「よーし、今日はちょっと早いがこれで終わりだ。まだ昨日の試合疲れが残ってるだろうし
な。それに今日で夏休みも終わりだから、いろいろやりたいこともあるだろ」
 平田先生の言葉に従って、夏休み最後の部活は終了となった。
 確かに、少し身体の動きは鈍いような気がする。
 試合は、残念ながら俺たちの負け。それもけっこうな大差がついていた。しかし、俺たち
は最後まであきらめなかった。だって、試合の時間は決められているのに、俺たちがあきら
めちまったらすぐに終わっちゃうだろ。
 試合には負けちまったが、練習の成果はちゃんと出ていたように思う。最後のシュートも、
見事に決まったしな。まあ、あれは美咲のおかげでもあるけど。



「美咲。昨日はサンキュな」
 靴を履きながら言うと、美咲は首を傾げた。トレードマークのポニーテールがぴょこんと
揺れる。
「なんのこと?」
「ほら、いっぱい応援してくれただろ」
「それは当然だよ。マネージャーだもん」
「それだけか?」
「……それだけっ」
 珍しく、顔を赤くしていた。まあ追求することでもないか。
「お礼に、美咲のお願いをひとつ聞いてやろう」
「え、ほんと!」
「俺に二言はない……。まあ、金のかかることは聞こえないけどな」
「かっこ悪いセリフだね。でも、雄一らしいかな?」
 あははっと美咲が笑う。



「それじゃあね、プールに行こう!」



 どうやら、夏はまだまだ終わらないらしい。



最後にはきっちり



「宿題を終わらせるのが、優秀な学生さんだよね~。で、出来の悪い学生さんは
どうなのかな~。にっふふ~、見たいなら正直に言ったほうがいいよ。でもね、
どんなに正直でも、わたしのハダカは見せてあげないけどね~♪」



べ、別に見る必要なんかないもんねっ。……宿題のほうね?



今日で8月も終わりですね~。なんだかあっという間だったような気がします。
今日は月曜日なんですが、学生さんは今日から学校だったりしたのかな。
それともカレンダーどおりに明日から学校なんでしょうか。
普段、あまり早く家を出ないから、登校途中の学生さんに会わないんですよね(ぇ



終わりました! 途中、ちょっと抜けたりもしましたが、なんとか無事に最後まで
たどり着くことができました。
いやー、プールのお話に繋げられるかどうかはわからなかったので、少しだけ
ほっとしています。
後日、まとめる時には、穴のあいている日のお話も埋めておきたいですね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/30

今週の獲物~ (画像はこちら)



「バカとテストと召喚獣 6.5」 井上賢二 ファミ通文庫
「じんじゃえーる!」 原中三十四 HJ文庫
「ギブあっぷ2!」 上栖綴人 HJ文庫



「時空のデーモン めもらるクーク ~悪魔は貢ぐよどこまでも~」 N-010



「月と太陽のラクシャルキ2 砂漠の国のお姫さま」 Ambivalence



新刊はあまり増やせないので、悩みますなあ。



(ぷちSS)「42日目 ラスト・シュート」(舞阪 美咲)



 空は高く、青く澄み渡っていた。
「絶好の試合日和だね~♪」
 ほにゃりと美咲が呟く。
「ああ、いい天気だ」
 バスケットの試合は屋内なので、天候はそんなに関係ないのだが、やっぱり気分の問題
である。
「もう少し寝ててもよかったんだよ?」
 隣で美咲が言うが、それはこっちのセリフでもある。
「大切なのは、いつもどおり。だから、これでいいんだ」
「そっか。それじゃ、おはようのチューもしないとだね♪」
 えへへ、と美咲が笑う。……そんなのしたことないよな?



 学校に着くと、すでにみんな集まっていた。
「ちょ、お前ら早すぎだろ」
「笹塚たちが遅い、と言いたいが、まだ時間前だからな。確かに俺たちはみんな早すぎだ」
 珍しく中村が冗舌だった。それだけで、彼の意気込みがわかる。
「そんじゃ、軽く練習しようか。緊張して試合にならなかったら、せっかくうちまで来て
くれる相手に申し訳ないしな」
 身体を動かしていれば、強張っている身体も心もほぐれるだろう。



「お、みんな集まってるな。それじゃ会場設営だ。使うのはAコートだから、そのまわりに
椅子を並べてくれ」
「はい!!」
 それほど数が多いわけではないので、設営自体はすぐに終わった。
「笹塚」
「はい、なんですか先生」
「することがないなら、肩でも揉んでくれないか」
「……」
「こう見えても、私は着やせするタイプなんだ」
 聞いてないよ!



「なんだか試合前にぐったりだ」
「まあまあ。平田先生は胸が大きいからね。きっと肩凝りなんだよ」
 いや、あれはセクハラだろう。
「で、先生の揉み心地はどうだったの?」
 どうと言われてもな、肩だし。
「わたしよりもおっきかった?」
 知らないよ!



「お、やっと来たな。それじゃ私は挨拶してくるから、みんなは練習続けてくれ」
 平田先生が出迎えに行った。なんだか相手の先生とやけに親しげなんだが、知り合いなの
かな。
「後輩だって言ってたよ。あいつは私の妹なんだーとか」
「妹?」
 後輩で妹? そりゃ妹は後輩に違いないだろうけど。
「そうじゃなくて。先生の通ってたのはお嬢様学校で、妹みたいに可愛がってる後輩って意
味なんだよ」
「よくわからん」
 やっぱり先生はレ…だったんだろうか。ま、人の趣味をとやかく言うまい。



 いよいよ試合が始まった。最初こそ地の利がある俺たちがリードしていたが、半ばを過ぎ
ると徐々に押され始めた。
「くっ……」
 わかってはいたが、足が止まり始めた。気持ちはついていけても、身体が動かないのだ。
 オフェンスはともかく、ディフェンスはところどころ綻びを見せ始めた。
 だが、苦しいのはみんな一緒だ。



 そして、ラスト5秒。中村からのパスが、ディフェンスの隙間を通り抜けて俺に届いた。
「打て、笹塚!」
 言われるまでもない!
 反射神経が反応するように、毎日の練習で叩き込んできたシュート動作を取ると、
「雄一、いっけええええええええええ!!!!!!!」
 という美咲の声と共にシュートを放った。
 ボールはきれいな放物線を描いて、ゴールネットに吸い込まれた。



日本の歴史がまた1ページ



「カッコイイセリフを言ってる自分に酔う気分はわかるけど、残りの宿題を1ページ
でも多く片付けてくれないかな。キミがやらないと、わたしの分量が増えちゃうでしょ」



ふたりなら、半分ずつで済みますから(ぉ



現在は21時をまわったところですが、すでに選挙の大勢は決したような感じですね。
結果については民主主義の結果なので、これが国民の意思なのだろうと思います。
各党のマニフェストを読み比べて、これまでの政策の採点を見ていれば、この結果は
予測できたような気もしました。
少なくとも、「民主党は不安だけど、今の自民党よりはマシかもしれないなあ」という
気持ちを持つんだろうなあ、と。
今後の日本の行く末が、よい方向に進みますように。



私信は、夏休みが終わるまでお待ちください。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/29

(ぷちSS)「41日目 1日前にしなくてもいいこと」(舞阪 美咲)



 ガサゴソという音が、わずかに聞こえている。耳に届くか届かないかというかすかな音
なので、気にしなければいいだけの話なのだが、一度気になってしまうともうダメだった。
 ゆっくりとまぶたを開くと、部屋の明るさから七時過ぎぐらいだと思った。
 普段よりは遅い時間だが、今日は部活は休みだし、他の用事も特にないから問題はない。
「あ、起こしちゃったかな」
 ……訂正、問題はあった。
「ああ、起こされた」
 隣に住んでいる、幼なじみの少女。元気が何よりの取り柄で、ポニーテールがよく似合
う女の子。舞阪美咲が、俺の部屋で何かをやっていた。
「よかったねぇ~。かわいい幼なじみに起こしてもらえるのは、男の子にとって百八つあ
る幸せのうちのひとつなんでしょ?」
 どこからそんな情報を仕入れてくるんだろうか。つーか、それだと幼なじみのいない男
は最初から幸せの数が少ないことになると思うがな。
「あんまり幸せとは言えないけどな。まあ、一応お礼を言っておくか」
「いえいえ、どういたしまして♪」
「まだ言ってないし。……えーと、サンキュな。んで、美咲さんは何をやっているのでしょ
うか」
 丁寧語で質問してみる。



「雄一の部屋の大そうじ☆」



 いや、んな満面の笑顔で言われてもなー……。
「別に今日やらなくたっていいだろ。そもそも大掃除なんて年末にやるから大掃除になる
わけでさ。普通の日にやるのは大掃除とは言わないぞ」
「それじゃあ何て言うの?」
「……さあ?」
 思いつかなかった。まー、どーでもいーしなー……。
「それよりも、俺としてはもう一眠りしたいんだけど。せっかく部活休みなんだし」
「いいよ♪ どうぞどうぞ」
 ニコニコ美咲さん。その場から動こうとしない。
 俺は、言外に掃除をやめてくれと言っているつもりだが、どうやら伝わっていない。
 じいっと美咲を見つめてみると、向こうも微笑み返してきた。
「あのな美咲」
「あ、そういうことか。わたしとしたことが察しが悪かったね、ごめんなさい」
「あ、わかってくれたらいいんだ」
 さすがは幼なじみ。アイコンタクトが通じたようだ。



「添い寝してあげればいいんだね。はい、どうぞ♪」



 ぽむぽむと掛け布団を叩いて、俺を誘ってくれる美咲。
 なんだろう、微妙に通じているような通じていないような……。まあいいや。
 めんどうだったので、そのまま添い寝してもらった。



 これは余談だが、後で部屋にやってきた麻美さんによると、俺と一緒に美咲も眠って
しまっていたらしい。
「ふたりとも、可愛い寝顔だったわよ♪」
 と、麻美さんはご満悦だった。



夏休みだからじゃないの?



「平気だって言ってるでしょう。ちゃんと学校が始まったらシャキっとするんだよ。
……信じてないよね。もし、わたしがきちんとシャキっと出来たら、キミに罰ゲーム
することに決定しました。反論は認めません。いいですね。それじゃ、今日はまだ
お休みなので二度寝しちゃいます♪」



なぜか口約束が成立しているような気がしますが。



土日連続でお休みだと、なんかこう、だらけてしまいますよねえ……。
今日はひたすらドラクエやって、ビデオ見てという絶賛ひきこもり生活でした。
寝転んでDSやってると、すぐに疲れるんですが、みんなどうやってるんだろう。
きちんと椅子に座ってやってたりするんだろうか。
僕は携帯ゲーム機の利点は、寝ながらできることにあると思っているので(笑)。
明日は買い物と選挙なので外に出ます。あ、車も軽く洗いたいなあ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/28

(ぷちSS)「40日目 2日前にできること」(舞阪 美咲)



「ようし、これが最後の練習だ。各自シューティング50本。ショート、ミドル、ロング
レンジの3種類だ。やりたいやつは、超ロングレンジも10本だけ許可する。はじめ!」
 俺たちはひたすらシュートを打ち続ける。入ろうが入るまいが、関係なく50本。適当
に流したいやつにはラクな練習だが、そんなやつはいやしない。1本1本全力で、尚且つ
集中を切らさず、誰よりも高い成功率を目指して、俺たちは打ち続けた。



 最後の最後、ひたすら外しまくった超ロングレンジのシュートだが、
「雄一、いっけえ!」
 という美咲の声とともに放ったシュートは、長い滞空時間とゴールネットが奏でるきれ
いな音を俺たちの耳に届けてくれた。
「ほほう、やるじゃないか笹塚。試合でもラストのシュートはお前にかかってるぞ。いや、
舞阪にかかってるのかもな」
 わっはっはと豪快に笑う先生につられて、俺たちは笑った。これで、長かった夏休みの
練習も終わりだからだ。
「明日は休養日だから、ゆっくり休んで、明後日の正午に集合だ。試合開始は2時だが、
お前たちはホストだから、相手を迎える準備をしなくちゃならないからな。と言っても、
せいぜい椅子を並べるぐらいだがな」
 言いながら、先生は俺たちの身体に順番に触っていく。最初はスキンシップの多い先生
だなと思っていたけど、実は身体におかしなところがないかチェックしているらしいとい
うことに気づいたのは数日前だったりする。
「それじゃあ解散。気をつけて帰るように」
 先生は言いたいことだけ言うと、さっさと帰っていった。



「う~ん、あっという間だったなあ」
 お盆休みが明けてから、先生の指導による練習になって、明後日にはもう試合だ。
「夏休みもあっという間だったね~」
 お盆休みこそ旅行に出かけていたけど、それ以外は練習と宿題の繰り返しだったような
気がする。
「でも、楽しかったよね♪」
 ポニーテールを弾ませながら、美咲が笑う。
 そう。楽しかったのだ。単調な毎日かもしれないけど、一日として同じ日はなくて。
 しいて言うなら、毎日が単調で、それでも特別な日だった。夏休みとは不思議な日の集
まりでできているのかもしれないな。



「でもね、まだまだ楽しいことは待ってるよ♪」



 そう言って、美咲は俺の手を取って駆け出した。
「明日はお休みだけど、今日はまだまだこれからだもん。夕ご飯まではいっぱい遊ぼうね」
 どうやら、練習の締めは美咲に付き合うことらしい。
「それじゃ、弘明とグッさんも呼んでみるか?」
「うん、そうしよそうしよ!」
 楽しいことは、みんなで共有しなくちゃもったいないからな。



忘れているわけじゃないんだけど



「わかってるよね~? もうすぐ学校がはじまるんだってこと。ザコ敵からは
逃げられても、大魔王と現実からは逃げられないんだよ。もちろん、わたしからもね♪」



クリア後の真のラスボスですか。



もうすぐ夏休みが終わるということはわかっているんですが、いえ、もちろん
一社会人なので夏休みではないのですけど、暦の上での夏休みはやっぱり8月の
最後まで、なんですよね。
なのですが、ここにきてテンションが下がっています。
きちんと終わらせて、やったぜいやっほうみたいな気分になりたいのですが、
なんだろう、まだやり残した事があるような気がしてなりません。
ともあれ、あとちょっとなので一気に駆け抜けようと思います。



うあ、オーガストさんの通販もあったんですね。
今回は買わなくても……と思っていたんですが、コンテンツDVDなるものが入っている
ために、しぶしぶポチッと(えー
ぶっちゃけ他のアイテムはいらないんですよね。紙袋も会場ならともかく、家では
使うわけないので激しくスペースを取るだけなのよ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/27

(ぷちSS)「39日目 練習は万全」(舞阪 美咲)



 試合の日も近づき、練習にも熱が入ってきた。基本練習は二割増だが、練習時間は変わ
らない。つまり、漫然とやっていると試合に向けた練習が出来なくなってしまうので、自
然に俺たちの集中は高まるという寸法だ。
 だって、基本練習なんだぜ?
 今までいやになるほど繰り返してきた基本練習。大切なことは百も承知しているが、ど
うしても試合形式の練習がしたくなるものだ。
 平田先生もそれがわかっているのか、俺たちが何を言っても練習方針を変えようとはし
てくれなかった。
「ようし、集合! 今日の残り時間は……あと二十五分か。五分交代でオフェンス3、ディ
フェンス2のミニゲームだ。シュートを一番多く決めたやつの勝ち。いいな?」
「はい!」
「それじゃ、スタート♪」
 美咲がホイッスルを鳴らすと、俺たちは配置についた。



 二十五分後。俺たちは五人全員がしかばねのようになっていた。
「みんなお疲れ。今日の勝者は笹塚か、明日もがんばれ。それから、負けた四人はもっと
がんばれ。それじゃ、ちゃんと汗の後始末してから帰れよ~」
「先生お疲れ様でした~」
 美咲が見送って、平田先生は戻っていった。
「みんなお疲れ様~。はいタオル♪ ちゃんと拭いて帰らないと、彼女に嫌われちゃうよ」
 などと言いながらタオルを配る美咲を見ていたら、いつのまにか最後の一人になってい
た。
「えと、美咲さん。俺にもタオルを」
 そう言うと、美咲はにっこりと笑って、こう言った。



「拭いてあげる♪」



「いや、自分で拭けるから。な?」
「まあまあ。遠慮しなくてもいいから」
「そういうつもりじゃないんだけどなー」
「彼女に嫌われちゃうよ?」
「彼女なんていないし」
「そうなんだ?」
「そうだけど」
「えへへ~」
 何がおかしい。



「わたしに嫌われちゃうよ?」



 俺は両手を上げた。持っていたら、白旗を振っているところだな。
 さすがに全身拭いてもらうわけにもいかないので、Tシャツを脱いで上半身ハダカになっ
た。
「お、けっこう筋肉質になってきたかな?」
「どうだろう。自分ではよくわからないけど」
「毎日雄一のハダカを見ているわたしが言うんだから、間違いないよ♪」
「見てないだろ」
「ふふふ、雄一が知らないだけかもね~」
 鼻歌交じりに俺の身体を拭いていく美咲。ウソだろうがホントだろうが、美咲に見られ
ても減るもんじゃないから平気だけど。



走れなくても歩けばいい



「一歩ずつでも二歩ずつだろうと、進んでいければ確実にゴールに近づけるよね。
ほらほらっ、背筋を伸ばして、前を見据えて、大切な一歩を踏み出そうよ!」



この子を、絶対好きになると思う。



状況はあんまり変わりませんが、ゆっくりでもがんばります。
しかし、選挙についてロクに調べることができていませんが……。
選挙公報では、まったくわからないし。
しっかし、政権交代ってしつこいんですが、マニフェストなのかね?
あと数日、がんばって調べなければ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/26

「夜と血のカンケイ。」 丸山英人 電撃文庫




夜と血のカンケイ。 (電撃文庫)

夜と血のカンケイ。 (電撃文庫)






普段は人間なんてぺぺぺのぺーと思っている夜音ですが、陶原の血のためなら
屈辱的な命令にも応えてしまうところが、ドキドキですな。
エロゲなら、間違いなくエロ命令だよなあと思わざるをえない設定です。
これは僕の感想が貧困なのではなく、設定のせいです(えー
しかし、復讐のためとはいえ、健康な生活を何年もやり続けるのはすごいもんだね。
どうやら、まだふたりのカンケイは続くようなので、楽しみにしたいと思います。



(ぷちSS)「38日目 スパートはまだ早い?」(舞阪 美咲)



 秋の気配が漂って来ようが、八月は八月以外の何ものでもなく、夏休みは残り少なくなっ
ても夏休み以外の何ものでもない。
 つまり、夏休みなのだから夏休みの宿題をするのは当然なわけで。
 俺、笹塚雄一は今日も夏休みの宿題を片付けているのだった。
「しかし、普通ならとっくに宿題は終わっているペースだと思うんだが、雄一はどうして
まだ終わってないんだ」
「夏休みだからなー」
 ぼんやりと弘明の声に返事を返す。条件反射みたいなもんだ。
「別にいいんじゃないかな。夏休みはまだ終わってないんだし、きちんと休み明けに提出
できれば」
「さすがグッさん。今日も眼鏡が似合ってるね♪」
「雄一君。お世辞はいいから手を動かそうね」
「……はい」
 眼鏡をかけたグッさんは笑っているが、得体の知れない雰囲気に俺の背筋はゾクリ。
「雄一はマイペースだからね~。最後に泣きついて来ても、宿題を見せちゃだめだよ、香
奈ちゃん。弘明くんもだよ」
「わかってるよ、美咲ちゃん」
「ああ。親友なら当然だよな」
 美咲による俺包囲網は確実に狭くなっていた。
「まあ、雄一がど~~~~してもって言うなら、条件次第で考えて上げなくもないかもし
れないかも」
 楽しそうに美咲は笑う。いや、お前が何を言ってるかさっぱりわからん。
「お願いします、美咲さん。オラに宿題を見せておくんなましって言うなら、見せてあげ
ると言ってるんだけど」
「んだとコラ!」
 図書館内は恫喝禁止です。



 とは言いながらも、みんなから遅れていることは否定できないが、さすがに俺の宿題も
ゴールが見えてきていた。もちろん、リタイヤというゴールではなく、完走というゴール
である。
 だから、多少だらける時間も取れているのだ。
「そう言えば、次の日曜は雄一君たち試合なんだよね。私たちも応援に行っていいのかな?」
 グッさんの言葉に真っ先に反応したのは美咲だった。
「もっちろん♪ 大歓迎だよ~。わたしマネージャーとして大活躍するからね!」
「いやいや、メインは俺たちだから! 美咲はオマケだから」
「ひどい! 雄一にとっては、わたしは過去のオンナってことなの?」
「そんなこと言ってないけど」
「心の声が聞こえたもん」
 エスパー能力が開花していた。……間違った方向に。
「えーとな、美咲はオマケはオマケでも大切なオマケで、場合によってはメインよりも重
宝されるぐらいすごいオマケなんだ。だから、安心してくれ」
「そう? ……えへへ、それならいいかな。もう、雄一ったら照れ屋さんなんだから♪」
 やれやれ、機嫌が直ったか。
「雄一君、やさしいよね~。美咲ちゃんには特に」
「ほんとほんと。見てるこっちはおもしろいからいいけどさ」
 グッさんと弘明には、後できちんと説明する必要がありそうだった。



「でも、それじゃ早めに宿題終わらせちゃったほうがいいんじゃない? 試合前に終わっ
てたほうが、気持ちよく試合に臨めるんじゃないかと思うんだけど」
 グッさんが首を傾げる。
「それもそうなんだけどさ。無理して宿題をやって、無理してバスケの練習時間を増やし
てもよくないかなって思う。もちろん、できる限りのことはやってるつもりだし、全力を
尽くしてるんだけど、それは普段どおりのことをきっちりやったからこそ、発揮できるよ
うな気がするんだ」
「なるほどな。平常心ってことか」
 弘明がしきりに頷いていた。
「そういうこと。だから、スパートはもう少し先。ゆえに、俺は今日もだらだらと宿題を
するのです」
「と言ってますが、いいの、美咲ちゃん?」
「いいんだよ。雄一は昔からマイペースだもん。ええと、なんていうかな……雄一ペース?」
「よくわからんが、まあそんなとこだ」
 なんてことのない雑談だけど、これも俺たちにとっては普段どおりだった。



お腹を抱えて



「たまには大笑いしてもいいんじゃないの? だって、笑う門には福来るって言うしね。
……キミが笑ってくれると、わたしもたくさん笑えると思うんだ。それでもイヤかな?」



それなら仕方がないよね。



最近、お腹の調子がイマイチです。
別に暴飲暴食していたり、冷たいものばかり食べているなんてことはないんですが。
うー、姿勢がよくないのだろうか……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/25

(ぷちSS)「37日目 虫の声と」(舞阪 美咲)



 朝と昼間の蝉の声にもようやく慣れてきたのだが、夕方から夜にかけて、少しずつ虫の
声が聞こえてくるようになった。
「もうすぐ秋なんだよね~。だいぶ涼しくなってきたし」
「そう……だな……」
 ゼハーゼハーと、息を荒げながらも答える俺。
「どうしたの雄一。なんだか虫の息なんだけど」
「どうしたのってな、さっきランニングから帰ってきたばっかりなんだよ……」
「うん、知ってるよ♪」
 シャクっとスイカをかじる美咲。
「どうしてお前が、俺が大切に残しておいたデザートを食べてんの……」
 美咲はにっこりとブイサインを繰り出した。
「何を隠そう、わたしはスイカが大好きなんだよ!」
 そんなことは知ってる。俺はお前のことなら大抵のことは知ってるんだよ。
「だから隠しておいたのに……」
「ふっふっふ。わたしのセンサーに反応したから、しょうがないでしょ」
 さらに一口かじる美咲。
「う~ん、この甘味がなんともいえずおいしいよね~。雄一も食べる?」
「ああ」
「はい、あ~ん♪」
 食べかけのやつじゃなくて、そっちの新しいやつを寄越せっての。ったく、しょうがな
い、めんどくさいしな。
 シャクッ。
「どうどう、おいしいでしょ♪」
 冷やされたスイカの果肉と、たっぷりの果汁が俺の口をいっぱいに満たす。
「うめえ……」
「そうでしょそうでしょ。どんどん食べようね~」
 笑顔の美咲を見ていると、なんだか細かいことはどうでもよくなってくるな。まあ、ス
イカのうまさにめんじて許してやろう。
「もうすぐ試合だから走ってたんでしょ。いい試合になるといいねっ♪」
「ああ。それにはマネージャーの力も必要だから、美咲もよろしく頼むぞ」
「はーい。それじゃあ、もうひときれ、食べてもいいかな?」
 そんなふうに言われたら、首を縦に振らないわけがなかった。



秋のにおいよりも



「夏はまだまだって言ったでしょ♪ アイスにジュースにカキ氷~、キミの
サイフはわたしのために~、いつでもどこでも開放中~♪ さあて、出かけるよ!」



いえ、あの、そろそろこづかいが……。



夏の暑さよりも秋の気配を感じられるようになってきましたね。
空は高くて、風は涼しくて。うーん、もう少しぐらい夏気分でいたいと思うのですけどね。



魂は永遠に彷徨う」さんのところをよく拝見しているんですが、今日たまたま
間島淳司さんのブログを見たんですよ。
この人の日記、おもしろい♪
なかでも、おっぱいカテゴリの日記が特に(わはー
なんとなくスクロールしてたら、妙なカテゴリがあるんで見てみたら、いやー、
久しぶりに大笑いさせてもらった気がします(笑)。



ゆうべは、NHKのアニソンSPの完全版を見ておりました。
内容は、先週放送されたものにプラスアルファされているだけだったんですが、
やっぱりアニソンって盛り上がっていいですね♪



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/24

(ぷちSS)「贋者語」(FORTUNE ARTERIAL)



 夏休み直前の、とある日の昼下がり。食後間もない授業は睡眠の温床であり、司はすで
に熟睡している。
 孝平もがんばってはいたものの、期末試験も終わった安心感と、食後の満腹感が手伝っ
て、次第に頭を揺らし始めた。
「支倉君」
 小さいが、針の穴を通すような声が孝平の耳に届いた。
「ん?」
 声の主は言うまでもなく、後ろの席の紅瀬さんだ。大げさに振り向くわけにはいかない
ので、ちらりと後ろを見ると、
「目障りね」
 強烈な毒を吐かれた。
「目の前で頭を揺らされると、とても目障りだわ。次に見つけたら、刺すから」
 とてつもなく物騒なことを言われた。
「善処する」
 とは言ったが、時間が経てば経つほど睡魔は仲間を呼び出して、孝平の耐久力を削って
いく。
「……ぐ」
 グサッ
「アーッ!」
 痛みに思わず立ち上がる孝平。首筋を押さえると、鮮血が指についた。
 桐葉の手には1本のシャープペンシルがあり、そこには孝平のものであろう血が付着し
ていた。
「(……これぐらいの傷なら、平気だけどっ)」
 吸血鬼の眷属である孝平にとって、多少の傷はすぐに治る。だが、痛覚がないわけでは
ないのだ。
「どうした、支倉」
 その声で我に返ると、クラス中の視線が自分に集まっており、数学教師が怪訝な目を向
けていた。
「あ……いえ、その……先生の板書が間違ってるなあと」
「そうか、どこだ?」
「……思ったんですけど、俺の見間違いでした。すみません」
 孝平はぺこりと頭を下げた。
「そうか、まあいい。座りなさい、授業を続けるぞ」
 教師が黒板を向いた隙に後ろの席をちらりと見ると、桐葉は何食わぬ顔で教科書を眺め
ていた。



 そのすぐ後の休み時間。隣のクラスから瑛里華がやってきた。
「どうかしたの、孝平。さっきの時間、あなたの声が聞こえたんだけど」
「あー、えーとなんでもないと言えばなんでもないんだが」
 桐葉は、授業が終わるとすぐに姿を消していた。
「ふうん。まあいいわ。あとで教えてもらうからね。……孝平の血の匂いがしたんだから、
私に知っておく権利ぐらいあるものね」
 瑛里華はそう呟くと、自分のクラスに戻っていった。



「大変だったね、孝平くん」
 瑛里華が戻ると、今度は陽菜が話しかけてきた。
「いや、まあたいしたことじゃないから」
 孝平が言うと、陽菜は苦笑する。
「だめだよ、孝平くん。いくら孝平くんが丈夫だからって、あれはやりすぎだと思う」
「え……。もしかして陽菜、見てたのか?」
「偶然見えただけ。でも、紅瀬さんがやりすぎたのはわかったよ」
「すごいな陽菜は。なんでも知ってるんだな」
「なんでもは知らないよ。知ってることだけ」



 急に用を足したくなったので急いでトイレに向かうと、前から伊織先輩が歩いてきた。
「おやおや支倉君。元気いいなあ。何かいいことでもあったのかい?」
「そんなわけないでしょ」



 用を足してクラスに戻ろうとすると、今度はかなでさんが歩いてきた。
「おや、ありゃりゃぎさん」
「違いますよ、かなでさん。俺の名前は孝平です」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ……」
 ガブリ
「かみまみた」
「絶対わざとだ! っていうか、噛む意味がないでしょ?」



 廊下で騒いでいると、涼しい顔をしながら紅瀬さんが通り過ぎようとした。
「騒がしいわね」
「誰のせいだと思ってるんだ」
「私のせい、ではないわね」
 噛み付いているのはかなでさんだった。
「こ、これはそうだけど、さっきのことだ」
「何のことかしら」
「白を切ろうっていうのか」
「そんなことできるわけないでしょう」
「観念したんだな?」
「東儀さんを切るなんて」
「……」
「切ってほしいの?」
「んなわけあるかっ!」
「唾を飛ばさないで。童貞が移るわ」
「童貞が移るか! それに俺は童貞じゃない」
「それじゃあ処女なの?」
「なんでそうなる」



 結局、廊下で騒いでいたらシスター天池が飛んできて、生徒指導室に三人連行された。
「なんでわたしまでーっ?」



おわり



セブンデイズ



「あと一週間で八月も終わっちゃうんだよね……。夏を思いっきり満喫するためにも、
明日からは朝から朝まで遊びまわろうね! 絶対だよ!! 約束だからね!!!」



猛烈なテンションで、断る隙がありません。



さて、今年も無事にひとつ年を重ねました。
だからと言って、何が変わるわけもなく……なのですが、去年と違うことがひとつだけ。
毎日SSの経験値が追加されたこと。
��1月から3月まで。それと7月下旬から今までと、半年近く書いているわけですが、
良くも悪くも「書く」ことはできるものだなあと思います。



その経験を活かして(?)、今日は特別にお話を書いてみたんですが、「化物語」を
知らない人にはあまりおもしろくないと思うので、先に謝っておきます。
以前書いたネタを使う時が来ました(笑)。
ただ、白ちゃん(撫子)はアニメでもまだ出番がないし、瑛里華(駿河)も絡ませにくいので、
そこは適当にスルーしてますが。あ、忍は出せなかった(えー



というわけで、舞阪美咲シリーズ(仮)も今日はお休みです。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/23

今週の獲物~ (画像はこちら)



「Le;0 -灰とリヴァイアサン-」 六塚光 一迅社文庫



「TYPE-MOONエース」 VOL.3



「T*MOON COMPLEX X 05」 CRAZY CLOVER CLUB



そろそろ溜めつつあるTYPEMOON系も処理していかないと、溜める
ばかりになってしまうなあ。



(ぷちSS)「35日目 時にはだらけて」(舞阪 美咲)



 この夏の風物詩と言ってもいいだろう、朝からの蝉時雨も少し小さくなってきたような
気がする。
「もうそろそろ夏も終わりなのかなあ」
 縁側で美咲がアイスキャンデーを舐めながらそんなことを呟いた。
「何言ってんだよ、美咲らしくない。夏はそんなに簡単に終わらないよ」
 俺は、扇風機の風を受けながら答えを返す。
「雄一……」
「まあ、俺の宿題もなかなか終わらないからな」
 もちろんやってはいるし進んではいるんだが、なんでこう、牛さんの歩行スピードみた
いな感じなんだろうね?
「やれやれ、どきっとしたわたしのときめきなメモリアルを返して欲しいよ、もぅ」
 借りた覚えがないので返しようもないのだが。
「ところで美咲。そのアイス」
「あ、雄一も食べる? 取ってきてあげよっか」
「ああサンキュ……って、チョイ待て。そりゃ昨日俺が買ってきたもんだろ」
 残り少なくなった夏のこづかいの中から、貴重な英世さんを切り崩してまで買って来た
というのに。
「雄一。細かいことを気にしてると、胸は大きくならないよ?」
 そんな必要はまるで俺にはないんだけどな。
「もぅ、わがままだなあ~。それじゃ返すよ、はい♪」
 美咲は持っていたアイスキャンデーを俺の口に突っ込んだ。
「んぐぅっ?」
「おいしいでしょ」
 美咲はにっこりと微笑んだ。



私信です



淡色館 (来島あわさん)
08/20 新刊表裏表紙(FORTUNE ARTERIAL)
表も裏も夏らしい絵ですね~。かなりえっちぃ感じです。



フルカラーだと、やっぱり値段は跳ね上がってしまうものなのでしょうね。
印刷部数にも因るのでしょうが。
時々、同人誌ショップでフルカラー本の値段を見ると、かなり高い感じですから。



気ままな場所(福hideさん)
08-20 夜明け前より瑠璃色な SS 『愛スるものには目がない』
「あ~ん」ってしてあげれば、麻衣は恥ずかしがってたくさん食べることは
なかったかもしれませんね。でも、達哉が恥ずかしくて出来ないかな(笑)。



08-21 FORTUNE ARTERIAL SS 『好きな先輩【ローレルリング編】』
下級生から見ても、白ちゃんは愛らしい存在なんでしょうね。
しかし、やっぱり志津子さんのほうに惹かれたりはしないのでしょうか(笑)。



開設一周年おめでとうございます~。
いつも楽しく読ませていただいてます。これからもがんばってくださいね。



SSの感想ありがとうございました。エステルさんにとっては、煩悩ではないの
かもしれませんね。



それから、出張生徒会についても解説ありがとうございました。
「舞台は監督生棟」という記事は完全に見落としてました。
それに、普段の生徒会業務とは少し違うという意味でも、出張と言う言葉は適して
いるなとあらためて思えました。



時の棲む森(早坂充さん)
��月20日 ・夜明け前より瑠璃色なMoonlight Cradle sideshortstory「夏の終わり」
エステルさんのテンションが上がりまくりですね(笑)。



SSの感想ありがとうございました。エステルさんの頭を叩いても、煩悩じゃないから
意味がないかもしれませんね。



それと、原稿モードがんばってください~。
大丈夫、まだ3週間ありますし、ちゃんとできますよ! ……「こみパ」なら(えー
そういや、馬車道も行ったことないんですよねぇ。関東圏の人がうらやましいです。



やまぐうのページ(やまぐうさん)
��月21日 桐葉で小文「はやり文句に意味はない」『FORTUNE ARTERIAL』
力いっぱい宣言する孝平がすごいね。
瑛里華にしてみれば、「私、甘いものは好きだけど、この甘さは無理だわ」とでも
思っているのでしょうか。



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました。
エステルさんなら、倍返しもありえないとは言えませんよね(ぇ



Sketches and company(ブタベストさん)
08/19 エステル(夜明け前より瑠璃色な)
特大のハンマーですね♪ そして、エステルさんの胸も特d
「天罰!」



・野洲明子
お話の都合で新キャラができているので、設定などはまるで煮詰めていないのですみません。
若女将……って、どんなイメージなんでしょうね。言われてみるといまいちイメージ
できない自分が情けないのですが。
明子ちゃんの衣装については、女給さんっぽくてよいと思います~。
「大正野球娘。」では、ほわほわな雪さんとそっけない環ちゃんのコンビが好きですね。



・香奈(眼鏡ver)
これも雰囲気が変わっていいかなーと思います。
お話でも、勉強のシーンを増やしたいところです♪



08/20 ポニテの子
おしとやかな子はスカートの丈も長いものですが、制服だから規定どおり短くせざるを
えないところがいいですね♪



お疲れ様です。
夏コミに参加されてて、うらやましいです(笑)



接点は意外なところから



「いや~、まさかキミがキティたんのグッズを集めてるなんて思わなかったよー、
って、たとえるとそういうことなんでしょ? え、違う? 違わないよね♪」



たとえは合ってる気がするけど、持ってないからね!



僕は、1点だけ持ってますけどね(笑)。
何年か前、ゲーセンのクレーン系(といってもルーレットだった)の景品で
大きめのクッションをゲットしましたんで。
これ、収納するとクッションなんですが、広げると人形サイズになるんで、
冬場はけっこういいですよ。でも、抱いてるところは他人には見られたくないけど。



さて、お休みの日曜日。一日早い前祝も適当に兼ねて遊びに行ってきました。
出先で出会った相手の子と話していたら、その子が京都出身ということで、去年京都に
行ったよーという話から、芸術関係の話題に発展して、その子が実は芸大出身という
ことまで判明しましたわ。いやー、意外なことで話って広がるもんだなあ。
去年京都に行ったのは、京都競馬場に行きたかったからで、ついでに京都国立博物館に
寄ったりしたのはFAの舞台背景だっただけなんですがね(笑)。
さすがにそれは言えませんでしたが、わりと最近美術館とか行くよーってことから、
モネの話題になって、って感じです。



それで「直島」のことを教えてもらいました。瀬戸内海にある島なんですが、ここの
地中博物館にモネの作品展示があるそうな。
まあ、ちょこっと調べただけでも片道3時間以上かかりそうなので、日帰りはかなり
キツイけどなんとかなるのかな?(わはー
二日あって泊まれるなら、多少は楽な行程になるとは思いますが。
一般的に、四国に行くのってどれがベターな選択なんでしょうねぇ。
JRで岡山まで行って、そこからフェリーになるのかな。



今日のSSは短め。一場面しかありませんし、段落分けもありませんが、これでしっかりと
完結しているので。
基本的に、あまり考えてない時は美咲と雄一しか出てきません。
もっとも、他のキャラが出る時はちゃんと考えているのかと聞かれると、首を縦には
振れないのですが。



日記には書いてませんでしたが、夏競馬も地道に買ってます。
先週と今週はちゃんと的中して、収支もプラスでにこにこです(わはー



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/22

(ぷちSS)「34日目 朝一番の贈りもの」(舞阪 美咲)



「雄一~、起きてる~?」
「んあ、なんだ美咲か? 今何時だよ……」
「5時5分」
「早いよっ!」
 思わず目が覚めた。
「し~っ。静かにしないと近所迷惑でしょ」
 俺の家はお前にとって近所じゃないのでしょうか。
「雄一は家族も同然だもん♪」
 ファーストフードのバイトもびっくりの笑顔だった。



「しかし、なんでまたこんな時間に来たんだ。ひとりでトイレに行けないとか」
「雄一はデリカシーがないよね。香奈ちゃんには言わないほうがいいよ?」
 一応ボケてみただけなんだが……、まあ朝一なので不発だったということにしておこう。
「というか、なんでお前は俺の部屋に入れているんだ?」
「鍵かかってなかったけど」
 元々俺の部屋には鍵がついていない。女の子ならともかく、男の子どもの部屋ってのは
鍵なんてつけないものだと思う。そのせいで、いろいろな場面で進入されてきたわけだが、
……なんだか鍵の必要性を今更ながら感じてきたな。まあ、それは置いておこう。
「家の鍵はかかってただろ」
 昼間ならともかく、夜間は危険なので鍵はかけているはずだ。
「わたし、鍵持ってるもん」
「なにい!」
「雄一、声が大きいって!」
 悪いとは思ったが、そりゃ驚くだろ。
「お隣さん同士なんだから、それぐらい驚くことじゃないでしょ。笹塚さんちの鍵がうち
にあるように、舞阪さんちの鍵もここにあるはずだよ」
 確かに、家族ぐるみのつきあいというやつで、笹塚家と舞阪家は親も子どもも仲良しな
わけだが、まさか鍵の交換までしている間柄だったとは……。
 道理で、美咲や麻美さんがいつのまにかうちにいたりするわけだ。
「えへへ。これで、いつでも雄一は夜這いできるね♪」
 するか!



「んで、話を戻すけど、こんなに早く来た理由はなんだ? 俺の寝顔が見たかったとかい
う理由だったりしたら、さすがに俺もキレマスヨ」
 冗談ではあるが、納得できる説明をしてほしいものだ。



「朝の散歩をね、雄一と一緒にしたいな~って思ったから☆」



 というわけで、俺と美咲は早朝散歩に繰り出した。起きる前だったらパスするところだ
が、すっかり目が覚めたのでしょうがなく、だ。
「う~ん。朝の空気は気持ちいいね~」
 胸いっぱいに朝一番の空気を吸い込んでいる美咲。確かに、朝の空気ってのはまだひん
やりしているし、気持ちいいよな。
「それに人の少ない町を歩くのも、新鮮な感じがしていいよね」
 まったく人通りがないってわけじゃない。24時間営業のコンビニは開いているし、新
聞配達の人や、スーツの人も時々見かける。
「こんなに早くから仕事してるんだなあ」
「その分、夜は早いんじゃないかな。夜も遅くまでだったら、本当にご苦労様だね」
「ああ、まったくだ」
 俺たちが寝ている間も、がんばっている人たちがいる。だからってわけじゃないし、俺
たちはまだ仕事をしているわけでもないけど、俺たちは俺たちができることを精一杯やっ
ていければいいと思う。
「ありがとな、美咲」
「え? わたし、何もしていないよ」
「いいんだよ。なんとなくお礼を言いたくなっただけだから」
 俺は美咲の頭をやさしく撫でてやった。
「く、くすぐったいよ~」
 美咲は身体をくねらせながら、それでも嬉しそうにしていた。



もうすぐだねえ……



「何うかない顔してるのよ。今年も無事に誕生日を迎えられるんだから、それを
誇りに思いなさい。それが自然にできるようになれば、きっといいことがあるわよ」



その言葉を信じることにしましょう。



昨日の夜から今朝にかけて、久しぶりに雨が降りました。
また傘が必要になるのかなと思っていたら、お昼にはすっかり晴れ上がってしまい、
余計に蒸し暑さが増しましたが(笑)。



ドラクエのお話。そろそろ果実を集め終わるかなーと思っていたら、ひとつ足りない
らしくて、どこなんだろうと思いつつ、ついちらっと攻略を見てみたら、途中の
イベントをスルーしてた(笑)。
船を取った後なら自由度が増すのでわかりますが、船取得前で取り逃しているとは
思いませんでしたよ。
そういや、とりあえず次の町に行こうと思って、カラコタ橋から直接サンマロウに
行ったんだった。その間にある山のことをすっかり忘れてましたね。
今回はクエストや錬金で寄り道が多いので、気をつけないといけませんな。
……つか、普通は忘れないのかしらね?



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/21

「みんなのヒ・ミ・ツ」 鯨晴久 GA文庫




みんなのヒ・ミ・ツ (GA文庫)

みんなのヒ・ミ・ツ (GA文庫)






ツンデレ系というところではありがちなんですが、意外と主人公の芯がしっかりしていて、
おもしろかったです。
まあ、ニブイのはそれこそありがちなんですが(笑)。
しかし、この悪魔は一体どんな存在なんだろうね?



(ぷちSS)「33日目 早さを大切に」(舞阪 美咲)



「おはよう、美咲」
「おっはよう、雄一☆ 今日も早いね♪」
「お、おう」
 雄一はなぜか複雑な表情を浮かべていました。
「どうかした?」
「いや、早いって言われると、オトコとして微妙な気持ちになってな……」
 ??
「なんでなんで? 早起きはいいことだと思うんだけど。ねえ、お姉ちゃん」
 見送りに出てきてくれた麻美お姉ちゃんに聞くと、お姉ちゃんは微笑んでくれました。
「ええ。雄くんが早いのは、とってもいいことだと思うわ。だから、これからも続けられ
るようにがんばってね♪」
「は、はあ。がんばります」
 やっぱり、雄一は複雑な表情のままでした。



 学校に着くと、今日はわたしたちが一番乗りでした。
「いっちば~ん。それじゃあ、みんなが来るまでにモップがけをしちゃおっかな」
「俺も手伝うよ」
「うん! 一緒にやろ」
 用具室にあるモップを出して、ふたりで体育館の端から端までモップがけです。
「とぉ~りゃぁ~~~」
 わたしは掛け声と共にダッシュします。
「なんだそりゃ」
「これはね、掃除の時の掛け声なんだよ。こうやって叫ぶのが、日本の掃除の正しいやり
方だって、昔テレビでやってたもん」
「いや、そりゃアニメの話だからな」
 アニメだろうとなんだろうと、楽しければいいんだとわたしは思います。
 結局、雄一が体育館の床の3分の2ぐらいをモップがけしてくれました。
「ありがとう、雄一。やっぱり早いね~」
「ま、まあな」
 雄一はなぜか複雑な表情を浮かべていました。



「お、今日はお前たちが一番か。早いな」
「あ、平田先生。おはようございます!」
「おはよう。今日も暑くなりそうだから、夏バテには気をつけろよ。休憩のタイミングは
舞阪に任せてるから、しっかりな」
「は~い」
 練習中のタイムキーパーは、美人有能マネージャーのわたしの役目です。練習メニュー
も日によって違うので、結構重要な仕事だったりします。



「お疲れ様、雄一」
「おう、美咲もお疲れ様。いつもサンキューな」
 タオルを渡すと、雄一がお礼を言ってくれました。
「やりたくてやってることだもん。がんばってるみんなのお手伝いをするのが、マネージャ
ーの勤めですから」
 澄まして言うと、雄一が笑いました。
「も~、何かおかしいの?」
「おかしいよ。美咲はからかうとすごくおもしろい」
「あ~、そんなこと言う雄一には、今日のお昼はあげません」
「ちょ、それはずるいぞ」
「ずるくないもーん」
 わたしは走って逃げましたが、すぐに雄一に捕まえられてしまいました。
「やっぱり、雄一は早いね♪」
「まあな♪」
 雄一は、やっとにっこり笑ってくれました。



記憶がダメなら記録する



「そんなにすぐに忘れちゃうんだぁ~。にっふっふ。それじゃ、忘れられないこと
しちゃおうかな~。イヤなんて言わないよね。言ったらキスしちゃうよ♪
あ、キスって言っても、ホッチキスだけどね!」



いえ、あの……その文房具は大変キケンだと思うのですけど。



昨日の日記に、初めての水樹奈々イベントと書きましたが、ようく思い出してみたら、
��年前のアニメロサマーライブに参加してたことをすっかり忘れてました。
あの時、奈々様いらっしゃいましたわ(ぉ
あのイベントは、正直なところ、半分以上知らない曲だったので、不完全燃焼だったん
ですよね~。勉強不足を嘆いたものです。
去年のアニサマはネットでの生中継が見られましたが、今年はチケット制になっている
ので、おとなしくしてます(笑)。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/20

(ぷちSS)「32日目 心を入れ替えて」(舞阪 美咲)



 八月も半ばを過ぎて、ようやく暑くなってきた気がする。
「夏だもんな。これぐらいの暑さなら平気だ」
 俺は、さっさと支度すると、美咲の家に行った。
「あれ、雄一? 今日は早いね」
「明日からは、今日も早いね、だな」
「うわ、自信たっぷり。ふふ、楽しみだね~」
「おう、楽しみにしててくれ。それじゃ行くか」
「あいあいさー」
 美咲と並んで歩く。今日の美咲は、いつもよりも嬉しそうで、ポニーテールも楽しそう
に踊っている。
「美咲、何かいいことでもあったのか?」
「え、どうして」
「いや、なんとなくそう思っただけなんだが」
 美咲はにっこりと微笑むと、ナイショだよ~とウインクした。



「ようし、今日はこれまで! それじゃ後はきちんと片付けて帰るように」
「ありがとうございました~」
 午前中の部活が終わって、俺たちは体育館の床に寝転がった。
 疲れはあるけど、とても心地よい。平田先生の指導が適切なこともあるが、すごく充実
感がある。
「笹塚」
 先生に呼ばれたので、俺は起き上がった。
「なんですか、先生」
「今日は、何かいいことでもあったのか」
「え、どうしてですか」
「いや、なんとなくな」
 平田先生の落ちているボールを拾うと、片手で器用にスピンさせている。
「まあ、なんでもいいけどな。……そうだ、マッサージでもしてやろうか?」
「いえ、大丈夫です。今日は調子がいいんで」
「……そうか。それじゃあまた明日」
 先生は嬉しそうに笑うと、ボールをカゴにダイレクトシュートした。



「弘明。この問題なんだけど、この公式を使っても答えが出ないんだけど」
「ん? えーと、ああ、こりゃ計算マチガイだな。ほら、ここのXが途中からYに変わって
いるぞ」
「お、そうか。サンキュー」
 消しゴムで盛大に消してから、丁寧に書き直す。……よしっ、できた。
 さてと、次は英語でもやるかな。
「はい、雄一君」
 グッさんが英語の辞書を差し出してくれた。
「あ、今日は持ってきてるんだ。ありがと」
「ううん。それならいいの。……雄一君、今日は何かいいことでもあったの?」
「え?」
「ええと、なんだか嬉しそうだなって思って。私の気のせいかな」
「そうだなあ、自分でもよくわからないけど、気分はすごくいいかな。体調もいいしね」
「そうなんだ。よかったね」
「ありがと、グッさん」
 グッさんにお礼を言うと、嬉しそうに笑ってくれた。



 帰り道。美咲はうきうきとスキップしている。
「今日はごきげんだな」
「うん☆ 毎日こんな気持ちで過ごせるといいよね」
「ああ。そうだな」
 美咲が嬉しいと、俺も嬉しくなってくる。
 今日も暑いけど、こんなに嬉しいなら暑さなんてへっちゃらだな。
 揺れる美咲のポニーテールを見ながら、俺はそんなことを考えていた。



「会長の切り札 忍者ガールで罠をはれ!」 鷹見一幸 角川スニーカー文庫




会長の切り札  忍者ガールで罠をはれ! (角川スニーカー文庫)

会長の切り札 忍者ガールで罠をはれ! (角川スニーカー文庫)






リタのインパクトがとにかくありましたね。
存在的にもサイズ的にも(笑)。
ラブコメシーンがけっこう多く、ラストはまさかの……。
いやはや、リタはともかくって感じでしたね~。
さて、次の巻では戦いのメインではないんですが、双方から相談を持ちかけられそうな
気がします。



幸福量保存の法則



「えーっと、幸せを保存していくと、もっともっと幸せになれるっていう法則の
ことだよね? わたしの幸せはキミと一緒にいることだから、これから毎日
保存できるね♪」



間違ってるけど、まあいいか(笑)。



ここ数日、遅めの夏と言いましょうか、どうにも体調がいまいちな感じでしたが、
やっぱり神さまは見てくれてるね!



「WHITE ALBUM CONCERT」当選しました!!



やはー、そろそろかなーとは思っていたんですが、今回は無理かもなんて思って
いただけに、嬉しさが隠せません(笑)。
なんだかんだで、初めての水樹奈々イベントですよ。平野綾は何年か前にイベントで
握手したので。
��月6日は品川ですね。……あ、もう少し早ければ、お台場のガンダム見にいけたん
ですが、しょうがないわな。
会場は品川の駅前なので、帰りも助かりますわ。
そういや、品川ってアンミラがありますよね。
……誰か一緒に行ってくれませんかね?(えー
いや、一度ひとりで行った事はあるんですが、けっこう恥ずかしかったんで(笑)。
しかし、今年はイベント当選率高いなあ。最後ぐらい、いい思いさせてやろうという
天の配剤なのでしょうかねぇ……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/19

「サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY」 河野裕 角川スニーカー文庫




サクラダリセット  CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)

サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)






とても読後感がさわやかな作品でした。
ストーリーに触れることなく、簡潔に感想を書くとこうなります。
きっと、僕が目指しているもののひとつはこういう形のお話なんだろうなあという
気がします。



せっかくなので、内容には触れずにキャラクターの感想を。
春埼がこういう女の子だとは思ってなくて、意外でした。
あくまで控えめで、それでいてある人物だけ意識していて。
それなのに、そいつときたら、他の子と話しているシーンが多いような気がしますよ?(笑)



こんなところでいいかな。
あと、ザ・スニーカーに掲載されていたお話も読んでみたんですが、これもよかったです。
帯の乙一先生の文章は、予言になっているかもしれません(わはー
続き、出るといいなあ。



(ぷちSS)「31日目 忘れちゃいけない宿題と約束」(舞阪 美咲)



 朝からセミが鳴いているのにもずいぶんと飽きてきたが、そんな人様の都合はセミには
まったく関係がなく、つまりは今日も元気よくセミは鳴いていた。
「あいつら、少しぐらい静かにしてくれないかなあ」
「そしたら宿題が捗るのに?」
「雄一の宿題が捗らない理由はそれだけじゃないだろうに」
「え、えと、雄一君がんばって?」
 いつもの図書館、いつもの場所で、俺・美咲・弘明・グッさんはいつものように宿題の
山と格闘していた。
 いや、山と格闘しているのは俺だけだが。
「おかしい。みんなと同じように宿題をやっているのに」
「雄一、時々居眠り」
「雄一、のち熟睡」
「雄一君、ところにより爆酔」
 酔ってないからね? てか、きみらの息はぴったりだね!
「あはは、さすが雄一君。ツッコミは冴え渡ってるね」
 ぱちぱちと手を叩くグッさん。むしろ、グッさんのボケこそ冴え渡っていると思うが。
 グッさんは普段はすっぴん(?)なのだが、勉強する時は眼鏡っ娘モードへと変身する。
 それゆえ、通常の1.5倍ぐらい鋭くなるのだ。
「ほらほら、バカなこと考えてないで手を動かさないと。いつまで経っても終わらないよ?」
「ちゃんと動かしてるけど」
「もっと早く、素早く、残像が出来るぐらいに!」
 宿題ごときで人間を超越してしまいそうだ。
「いいのかなー。きちんとやらないと美咲ちゃんとの約束が守れなくなっちゃうよ?」
 美咲はにやにやと笑いながらそう言った。……はい?
「お、舞阪との約束か。それは守らないとな、雄一」
「そうだよ、雄一君。美咲ちゃんを泣かせちゃダメなんだから」
 ちょ、ちょっと待て。そんな約束、記憶にございません。
「お前は何世紀前の政治家だ」
「雄一君をそんな子に育てた覚えはありません!」
 弘明もグッさんもノリノリだ。
「うぐぐ、なぜか八方ふさがりだ……」
「違うよ、三方しか塞いでないよ」
 美咲、弘明、グッさんで三方か。
「それじゃ、空いてるところから抜けさせてもらっていいか?」
「いいよ。落とし穴に落ちてもよければね♪」
「ワナに誘い込むための作戦? 美咲のくせにこしゃくな」
「違うよ、これは香奈ちゃんの作戦だもん」
「小癪でごめんなさい、雄一君」
「あ、いや、グッさんは悪くないよ」
「悪いのは雄一の頭だもんな。『小癪』ぐらい漢字で書けるようにしておけよ。将来困る
ぜ?」
 どんな未来が俺に待ち受けているのやら。
「それはもう、美咲ちゃんとの黒薔薇色の生活だよね☆」
 美咲がえへんと胸を張った。
 めちゃくちゃ不吉なんだけど、色が。
「それじゃあ、鴉色とか」
「一緒だよ!」
 そんなこんなで、空が夕焼け色に染まるまで図書館に入り浸っていたのに、宿題はあま
り進展しなかった。
 夏休みって、あと何日あるんだろうなあ。



転ばぬ先の



「杖が必要なの。でも、若くて可愛い子が杖は少し恥ずかしいから、キミと
手をつなぐことで杖の代わりにしようと思います。……い、いやかな?」



少し不安げなところが、蕩れ(笑)



ようやく夏の暑さにも慣れてきたか、と思ったらずいぶん涼しくなってきたような
気もします。
いや、まだまだこれからなんよ。あと十日以上は残ってるものね♪



私信は、今回も週末までお待ちください。まずはリズムを回復しないと。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/18

「ウェスタディアの双星 4 うら若き女王騒乱に立つの章」 小河正岳 電撃文庫




ウェスタディアの双星〈4〉うら若き女王騒乱に立つの章 (電撃文庫)

ウェスタディアの双星〈4〉うら若き女王騒乱に立つの章 (電撃文庫)






今回は双星がうまく分断されてしまったことがきっかけで、混乱が長引きましたね。
それも、黒幕が上手だったから、なのかもしれません。
ですが、ようやくルシリアが活躍する時が来ました。
これは思いがけず良い方向に転んだかもしれませんね。
今までは、悪くはないけど所詮はお飾りって印象でしたから。



(ぷちSS)「30日目 熱しすぎにご注意」(舞阪 美咲)



 ゆらゆらと視界が揺れている。夏にありがちな光景だ。あまりの暑さに、地中の水分が
蒸発して水蒸気になっているのだろう。
「俺の水分も、蒸発しているんだろうなあ……」
 ぶっ倒れたまま、虚ろな目で呟く。
「雄一、そんなところで寝てたら風邪ひいちゃうよ?」
 ノーテンキな声が頭上から響く。
「……お前は、俺が寝ているように見えるのか」
「うん♪」
 なんでそんなに嬉しそうなんだ。
「舞阪。笹塚は睡眠不足なんだ。ゆっくり寝かせてやれ」
「そうなんですか、平田先生」
「ああ、私の言葉に二言はない」
 先生のくせにとんでもない嘘を平気でつくのはやめてほしい。だが、今の俺にはツッコ
ミの体力も惜しいのだ。
「でも、寝る前にお昼ご飯食べないと、大きくなれないよ」
「それもそうか。よし、笹塚起きろー。起きないと二学期の成績はすごいことになるから
なー」
「アンタほんとに教師ですか!」
 疲れも吹っ飛んだわ!
「なんだ。まだまだ元気そうじゃないか」
 にやにやと笑う平田先生だった。



 そもそも、この暑さの中で猛練習させる先生にも問題があると思うのだ。しかも、俺だ
けどういうわけか特別メニューで。
 なんとかノルマは達成したものの、練習終了後にバタンキューだった。
「あ、雄一起きたんだ。それじゃごっはん、ごっはん♪」
 美咲はどうしてこんなに楽しそうなんだろうな。
「それはもちろん、雄一とごはんが食べられるからだよ」
 ええい、恥ずかしいセリフ禁止!
「恥ずかしくないのにー」
 俺が恥ずかしいんだよ。
「ほらほらお前たち。いちゃいちゃしてると見てるこっちまで熱くなってくるから、そう
いうのは二人っきりの時にやれよー」
 中途半端な叱り方ですね!
「雄一、あっちにいこ♪」
 二人っきりになろうとするな!!
 まずい、このふたりと一緒にいると、何もしていなくても体力を消耗してしまう。ここ
は早いとこ昼飯を食べて、少しでも休むことにしよう。



「美咲、ごはん」
「は~い☆ こっちだよ」
 美咲に手を引っ張られるがままに付いていくと、なんだかぐつぐつと煮えている音が聞
こえる。
「えーと美咲さん。これは?」
「おなべだよ」
「見りゃわかる。もしかして、これが今日のお昼だと?」
「そうだよ~。熱い時には熱いもの。これ、日本の常識だね♪」
 なんともイヤな常識だな、おい。
「雄一、もしかしてイヤだった? せっかくわたしが愛情込めて作ったのに」
「う」
「お姉ちゃんにもいろいろ教えてもらって、香奈ちゃんにも練習手伝ってもらって」
「ぐ」
「みんなみんな雄一の為に」
「いっただっきまーす!」
 俺は半ばムリヤリに、なべに向かっていった。
 なべはひたすら熱く、残っていた水分も本当に蒸発してしまいそうだったが、味に関し
て言うなら、とても美味しかった。



暑さもまだまだ



「うあー、もうガマンできないっていうかー、いっそのこと脱いでもスゴイんだよ、
みたいな? でも脱いでも暑いんだよねー、ってことでここはキミに脱いでもらう
ことにするよ!」



ゴメン、まるで意味がわからなって、脱がすなあああああ!!!



暑いですねえ。なんか涼しげなわりにやっぱり暑くて、今更ながら夏だなあと思ったり
しながら過ごしております。
いやね、なんか頭がふわんふわんなのですよ。
のどあめドーピングも効果が薄いぜ、なので、なるべく水にたくさん触れるように
しています。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/17

「チョコレート・ファイター」



観てから二ヶ月も経ってしまいましたが、感想を書いておこうと思います。



「マッハ!」や「トム・ヤム・クン!」の監督ということで、アクションを期待して
観に行ったのですが、期待以上でした。
ストーリーについてはあまり考えなくてもよくて、とにかくキックメインのアクション
シーンに釘付けでした。
主人公は女の子なので、パワーはないはずなんですが、そんなことは気にもならず。
次から次へと繰り出される足技に魅了されました。
足場が悪いところだろうと、とにかくよく動くし、スタントも使っていなかった
みたいで、エンディングクレジットのNGカットを見ていたら、めちゃくちゃ痛そう
でしたし。
こういう映画は劇場で観るものだよなあ、とつくづく思いましたね~。



「ロウきゅーぶ! 2」 蒼山サグ 電撃文庫




ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)






今回もおもしろかったです! いや、ロリだからじゃなくてねっ?
まさかの幼なじみの登場にびっくり。しかもポニテでつるぺたでしましまですよ!?
しかしながら、今回はまったくお話に絡んでこなかったので、次に期待というところ
でしょうか。智花と争ったりするのかな。



今回は球技大会に向けてってのがメインなので、前回ほどの緊迫感はないのですが、
大会ではなく合宿期間が楽しかったですね~。
ひなたちゃんのぱんつを手にしてしまった男たちの行動と言ったら!(えー
いかん、ロリ否定の意味がなくなってしまう。
まあ、なんつーか、ラストのすばるんがうらやまし、あいや大変だなあってことで。



(ぷちSS)「29日目 後半戦スタート!」(舞阪 美咲)



 波乱万丈だった一週間もあっという間に過ぎて、通常の日常が戻ってきた。とは言って
も、夏休みはまだまだ後半戦が始まったばかりで、暑い夏はいつ終わるのか予想すら出来
ないのだけど。
「おっはよう、雄一! さあ、今日も部活がんばろうね♪」
「おう、もちろんだ」
 美咲は相変わらず元気だ。周りにも元気を振りまいてくれる美咲は、俺たちの部活にとっ
て欠かせない存在だ。まあ、本人にはナイショだけどな。
「どうしたの、雄一。可愛いわたしの顔に何かついてるかな?」
「……ごはんつぶ」
「ええっ? ……ってそんなわけないでしょ。今日の朝は食パンだったんだもん」
「でも、昨日の夜はごはんだったろ」
「ちょ、ちょっと待っててっ。すぐに戻ってくるから!」
 大慌てで家に戻る美咲を見送って、俺は歩き出した。だって、そうしないと戻ってきた
美咲に怒られちまうからな。
 冗談でもいちいち反応してくれるんだよな、美咲は。



「ようし、それじゃ今日の練習はこれまで!」
「ありがとうございましたー!!」
 平田先生の号令で、今日の練習は終了となった。
 お盆休みが明けてからの最初の練習日。ようやくバスケ部顧問の平田先生が指導に入っ
てくれるようになった。
 初心者集団の俺たちに教えるのはつまらないのかと思っていたが、先生は意外にも熱心
に指導してくれた。何せ、普段の先生はとにかくやる気が感じられず、グラウンドでの体
育の授業ならともかく、教室の講義になるとひたすら手を抜きまくるのだ。
 そんな先生だから、専門外の部活(先生はソフトボール出身らしい)はどうなんだろう
と不安だったのだが、それは取り越し苦労だったようだ。
「おーい、笹塚ー」
 平田先生が呼んでいるので、俺は先生の下に駆け寄った。
「なんですか?」
「実はな、夏休みの最後に練習試合を組んだんだ。まだお前たちには早いかもしれないが、
試合経験を積むのは悪いことじゃないしな。どうだ?」
 と言われても、俺たちに断る理由はない。
「そうですね。どこまで通用するかわかりませんけど、やれることをやるだけですよ」
「よし。それじゃあ相手先に正式に連絡しておこう。明日からは試合向けの練習も始める
から、気合を入れろよ?」
「はい!」
 先生に背中を強く叩かれたが、痛みを感じるよりも注入された気合が熱かった。



「へ~、試合やるんだ?」
 その日の帰り道。俺は先生から聞いたことを美咲に話した。
「これは、美人マネージャーさんとしてももっともっとがんばらないとね!」
 美人はどうでもいいけどな。
「ぶっ倒れるまでがんばってもいいよ。美咲ちゃんのマッサージで雄一を元気いっぱいに
してあげるんだから♪」
「いや、それは遠慮しておきたい」
 だって、なあ。



「え~。平田先生にも言われてるんだよ。『笹塚はマッサージしてやると元気になる』っ
て。雄一、平田先生にマッサージしてもらったことあるんでしょ?」



 ……あの、セクハラ教師め。
 確かに、一度やってもらったことはある。マッサージの腕前は確かだったが、必要以上
に胸を押し付けてきたり、耳元に息を吹きかけてくるのだ。
 健全な男子たるもの、それで元気にならないわけがなかった。
「こほん。マッサージはともかく、試合に負けないようにがんばらないとな」
 俺が言うと、美咲は首を振った。トレードマークのポニーテールが揺れる。



「あのね、試合に勝てるようにがんばるんだよ、雄一☆」
 美咲は笑顔全開でブイサインをしたのだった。



夏はまだまだ



「そう簡単には終わらないよ~。だって、ひと夏の思い出はまだ作ってないんだもん♪」



休み明けの月曜はいつもダルいですけど、今日はダルいというよりはとにかく眠たくて
しかたがなかったです。
それにしても、そんな眠気なんて飛んでいきそうなお天気ですね。
暑いけど、どこか清々しい感じがして元気になれますよ。



少し考えて、日付を飛ばすことにしました。空いた所はいずれ埋めたいですね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/16

今週の獲物~ (画像はこちら)



「帝都たこ焼き娘。 大正野球娘。 3」 神楽坂淳 徳間書店



「オリジナルドラマCD 佰物語」 講談社



「iPhone 3GS」



「Simplism Silicone Case for iPhone White [iPhone用シリコンケースホワイト] ストラップホール付き TR-SCIP-WT



iPhoneが来た時、その箱のコンパクトさとその説明書の薄さに驚きました。
これ、webに繋がってない人は使えない商品だよね(笑)。
そして、ケースもとりあえず安いやつを買ってみました。
うん、すごく安っぽいです(わは



私信です



まったり空間(マクさん)
08.04 千堂家の墓参り(FORTUNE ARTERIALの千堂家SS)
恨んでいないというよりも、どうして母様に……という気持ちのほうが
強いのかなあ、瑛里華の兄様たちは。なんて思いました。



党首より当主、かな? あと、征ちゃん意外ではなく。



08.08 それから、はじまり(瑛里華SS)
ここまではっきりと過去話を書いてしまうのは、勇気がいりますよね。
過去エピソードは滅多に書かないので、それはすごいと思いました。



あと、拍手レスも拝見したんですが、伊織が瑛里華を学院に来させた理由は
真ルートで明らかになってますよね?
全てが本心ではないとしても、間違いなく彼の思惑で学院入りが叶ったと
思います。



SSの感想ありがとうございました。
誤字については日記でも触れましたが、あらためて感謝を。
ボケとツッコミと、言葉尻を捕らえて遊ぶのは楽しいですね。
さすがにちょっと息切れしてしまいましたが、夏休みが終わるまでは
がんばって続けたいです。明日から、多分(ぇ



気ままな場所(福hideさん)
08-07 夜明け前より瑠璃色な SS 『聖なるアイテムで天罰を!』
なんで遺言とかになってるの?(笑)
完全にエステルさんが楽しんでるみたいですが、これも息抜きでしょうかね。
相手が達哉だから、というのもあるのでしょうけど。



PS2版発売当時は、あまり皆さん書いていないようで、僕はかなりやりたいほうだい
書いてました(ぇ
最近は、いろいろな人がエステルさん絡みのお話を書かれていて、嬉しいですね。



08-10 夜明け前より瑠璃色な SS 『翠の早朝○○ー○!』
達哉くん、何も悪いことしてないのに(笑)。
でも翠だったら許せてしまいそうかな?



08-14 FORTUNE ARTERIAL SS 『出張生徒会の舞台裏』
隣の部屋でも「出張」生徒会なのかな、なんてつっこんでもいいのかしら?
何にせよ、いおりんの手回しのよさに脱帽ですね。



08-15 夜明け前より瑠璃色な SS 『選択肢増加?!』
煩悩の大きさで選択肢が変わるんですね。
しかし、いずれにしてもエステルさんがヘンな快感に目覚めるのは止められないの
でしょうけど(えー



SSの感想ありがとうございました。
巫女さんの衣装については、地球人向けのイベントって事で特別に用意された、
という設定が自然かなーと思います。



時の棲む森(早坂充さん)
��月7日 FORTUNE ARTERIAL FA楽屋裏小劇場”CDデビュー”
なぜ跡部がここに(笑)。



��月12日 FORTUNE ARTERIAL sideshortstory「貴方の望み」
おかしい、ここはえっちな望みで星になるところなのにっ!(えー
ひとつつっこんでおくと、瑛里華が会長なら、伊織は元会長ですよね。



SSの感想ありがとうございました。
ハンマーがなかったら、間違いなくチョップですよね(わは



やまぐうのページ(やまぐうさん)
��月8日 エステルで小文「振るえハンマー」(夜明け前より瑠璃色な)
真面目なエステルさんならではの悩みですね。さりげなく助言する達哉もいいです。



SSの紹介ありがとうございました。



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました。
エステルさん暑がりですから、ほんとにはいてないかもですね♪



「天罰祭後」(夜明け前より瑠璃色な)(エステル・フリージア)



 いよいよ次で最後ですね。
 二日間に渡って行われたこのお祭りも、ようやく終焉を迎える。
 懺悔に来られる人というのは、普段はそれほど多くはないのに、どうしてここにはこん
なにもたくさんの方がいらっしゃるのでしょう。
 まったく地球の方は……と最初は思っていましたが、よく見ると時々見覚えのある方た
ちまでいたような気がします。もしかして、月人居住区からわざわざ来てくださっている
のでしょうか。
 それなら、礼拝堂のほうに来てくれればよいのに、と思ってしまう。
 暑さと疲れで少しぼーっとしていたのか、目の前の方が小声で「お願いします」と言っ
たのが聞こえて、私は反射的に手を動かした。



「天罰!」



 ピコン☆ という音よりはバシッ! という感じだったが、痛みよりも清々しさが体に
残った。
「ありがとうございました。エステルさん」
「あ……、達哉。す、すみません、少し強く叩きすぎてしまいました」
 エステルさんは申し訳なさそうに目をそらす。
「平気ですよ。それよりも、最後の挨拶をお願いします」
「わかりました」
 エステルさんは姿勢を正すと、その場にいる人たちに向けて話し始めた。



 せっかくのお祭りなので、俺もエステルさんに叩いてもらうことにした。身内というか
関係者のようなものだから遠慮するところなのかもしれないが。
 エステルさんの話が終わり頭を下げると、自然に周りにいた人々から拍手が沸き起こっ
た。
 エステルさんはびっくりしていたが、うれしそうに微笑むと何度も頭を下げていた。



 やがて、拍手が終わってみんなが帰っていくと、そこには満足そうに笑みを浮かべるエ
ステルさんがいた。
「お疲れ様です、エステルさん」
「いえ、達哉もありがとうございました。私に付き合うことはなかったのに、ここまで一
緒に来てくれました」
 祭の会場までは少し遠かったし、教団の人が車を用意してくれるとも言ってくれたのだ
けど、俺はあえて一般の人と同じく、公共の交通手段を使うことを薦めた。
 もちろん、エステルさんが慣れていない事も知っているので、案内役を務めたわけだが。
 その話をしたら、麻衣や姉さんがにやにや笑っていたけど、気にはならなかった。
「いえ、たいしたことではありませんよ。それに……」
「それに?」
 エステルさんのそばにいたかったと言うのは、さすがに恥ずかしい。
「お、俺も懺悔したかったですから」
「本当にそうですか」
「……うっ」
「もう一度、祓って差し上げましょうか♪」
 エステルさんはにっこりと右手に持っている聖なるピコピコハンマーを掲げた。
 観念した俺が頭を差し出すと、エステルさんは嬉しそうに手を振り下ろした。



「素直なのはよいことです」
 満足そうにエステルさんが俺にピコハンを渡してくる。
「えっと、これは?」
「私の煩悩も祓ってくれませんか。私だって聖職者である前に、ひとりの人間なのですよ」
「で、でも……」
 エステルさんの頭を叩くとなると、やっぱり躊躇してしまう。
「達哉が祓ってくれないと、私は煩悩の赴くままに行動してしまいます」
 エステルさんは、俺の目を見つめる。
「……どんな煩悩なのか、聞いてもいいですか」
「ダメです。……達哉に抱きしめてもらいたいなんて恥ずかしくて」
「その煩悩は、祓うわけにはいきませんね」
 俺は、やさしくエステルさんの身体を抱きしめた。



髪とクジ、それから昼寝



「美容院さんに行ってー、それから神社でおみくじひいてー、準備ばっちりだった
から、ついお昼寝しちゃって。……チコクしてゴメンなさいでした」



寛大な心で許して上げましょう、たまには。



お休みの日曜日。髪を切ってさっぱりした後は、母に渡された抽選券があるので
近くのスーパーへ行って買い物してきました。
昼からはゲームして、競馬予想して、ビデオ見て、なんかすごくのんびり。
今日は風もあったから、クーラーも途中からいらなかったし、すごく平和だったなあ。



私信溜めるのってダメだよね。いっつも同じ苦労してるんですが、なかなか。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/15

テンションって溜めれば上がるの?



「人それぞれだと思うよ。わたしなんかは、ゆっくり助走からだんだんペースアップ
って感じだけど。あ、キミのヌードを見たら、一気にMAXになると思う! さあさあ、
試してみようよ~」



やめて、お嫁に行けなくなっちゃう。



ちょいと出かける予定がなくなったので、結局家でまったりと。ビデオ見たりドラクエ
やったりで身体がだりーです(わはー
元々長期の休みと言うわけでもないお盆休みですが、今年は本当に何もしてないような。
明日もコミケには行きませんしね。これで、2003年夏から、夏だけは欠かさず参加していた
コミケもストップです。
行って行けないわけではないけど、次の日は休みじゃないので、まあ体力を考えてやめました。
参加される方は、暑さに負けずにがんばってください。



そして、コミケ会場で公開されている、秋アニメのPVも某所でちらっと見たんですが、
こういうのって公開オッケーなんですかね?
ネットのこちら側で見られる分にはありがたいことなのですが(ぉ



テンションが切れました。むう、やはり一日途切れるとだめですね。
ネタがないわけではないので、なんとか、明日は復活したいです。



小説の感想も書きたいしね。実は、サイドバーに表示されてる「今読んでる本」は、一冊を
除いて読み終えてたり。感想が溜まってるから、追加すると消えちゃうんで、早いとこ
書こう。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/14

投票企画「ゼロ年代のエロゲ+αを100本並べてみたよ。」に投票してみたよ。



せっかくはてなユーザーなので、投票してみました。
��00本って多いなあと思っていたら、意外と少ないものですね。
元々そんなにたくさんやっていないので、投票自体も少なくなるかと思ったら、
結果は下記の13本になりました。
自分内ルールで、プレイ済み・コンプリート済みに限ったのでこの数量ですが、
これは多いのかなあ。
以下、作品ごとにちょこっと感想を書いておきます。





『うたわれるもの』
やったのはアニメの影響で、珍しく購入から一週間程度でクリアした作品。
何よりシナリオの続きが気になって、止め時に困る作品でした(笑



『処女はお姉さまに恋してる』
女装主人公モノ、というジャンルはこの作品が切り開いたのかもしれません。
ネットでの評判から体験版をプレイして、それでおもしろかったので購入しました。
「マリみて」を意識してるのは周知ですが、個人的には独自の面白さを誇っても
いいと思います。
そして、これも個人的なことですが二次創作SSを各ヒロインごとにちゃんと書いた
��書けた)作品としても印象深いです。
SS次回予告とか、よくやったものですわ(笑



『君が望む永遠』
多分、このゲームがなければここまでエロゲはやってないし、ここまでネットも
やってなかったかもしれない、と思える作品です。
ある意味、人生に影響を与えた数少ない作品のひとつですね。
プレイ期間は2ヶ月ですが、今ならもっと時間かかってるはずなので、当時は
時間があったことも偶然だと思うのですが、なんかこう、しみじみと振り返って
しまいますね。
作品としては、非常に重っ苦しいので今更オススメにしたりはしませんが、
とりあえず1章だけでもやってみてください。
って、そりゃ薦めてるも同じでしょうか。
あのオープニングの導入はトラウマものですよ(えー



『水夏』
後述する「D.C.」の前作品(あくまでサーカスとしてであって、作品つながりはない)
なのでやってみたのですが、いろんな意味で印象深いです。
章ごとに変わるキャラクター、だけど最後にそれらが収束する展開はよかったですね~。
白川さやか先輩とか、キャラ的に見どころもありますな。
あ、書いてて思い出したけど、さやか先輩と「D.C.」の白川ことりとは親戚でしたっけ?



『水月』
雪さんが全て。そう言いきってしまっても差し支えないかなとも思いますが、他にも
花梨や那波さんもエロメガネも双子もわはーも魅力的ですよ(この節操なし
個人的にはこの「水月」がはじめて二次創作を書いた作品でもありますね。



『月姫』
同人としては最高峰の実力であり、その世界観は独特ですがトリコになりました。
多分、始めにアルクェイドに魅入られてしまったせいです。



『天使のいない12月』
プレイすると鬱になるゲーム、として有名(?)ですが、それだけではないと思いたい、
そんな作品です。
どうがんばってもハッピーエンドではないですし、凹むことも多いんですが、それでも
この作品はすごく心に残ってます。
特に、榊しのぶエンドは。あれは、すごく衝撃で、このまま何もかもなくなってしまえーとか
そんな気持ちが味わえます(ぇ



『夜明け前より瑠璃色な』
オーガストとしての4つめの作品で、「はにはに」で築いた知名度で、さらにオーガスト
作品においては今のところ最もシナリオ面で評価できる作品ですね。
ルートこそあるものの、最終的にフィーナに辿りつく強制的な展開がよかったのかも。
この作品がなかったら、オーガスト系でSSは書いてませんでした。少なくとも、こんなに
書き続けることはなかったです。



『AIR』
なんつーか、今更語るのもどうよって感じですが。
シナリオと、音楽と、歌が一体となったあのシーンは、身体が覚えてます。
いやね、カラオケで「青空」歌ったら、記憶がよみがえって涙出たし(ぉ



『CLANNAD』
個人的にはクリアまで3年かかったんですが、それでもクリアしてよかったと思えた
作品でした。
ループではないんですけど、何度もやることになるので、最後には奇跡ぐらい
起こってもいいでしょって思えました(笑



『D.C.ダ・カーポ』
はじめて「キャラ萌え」というものを実感した作品(わはー
今でこそシリーズも長いし関連作品も多いのですが。
って、シリーズとしては2作で、派生が多いってことになるのかね。
とにかく、鳥居花音、日向裕羅、春野日和がそろっているというだけで買ったのに、
なんでこんなにハマったのやら(笑)。



『Fate/stay night』
この作品もプレイ時間がやたらめったら長いんですが、そんなこと感じないぐらいに
集中してやってましたね~。
やっぱりセイバーかな。くいしんぼうなところとか(わは



『Wind -a breath of heart-』
ツッコミどころも非常に多いんですが、それらも含めて楽しめた作品です。
これのおかげで、今のminoriさんがあると言えるんでしょうかね。



昨日よりも眠いけど



「むむー、それじゃちょっと魅惑的に迫ってキミの反応をチェックしてみようかな
って、言ってるそばから寝ちゃダメでしょっ。まったくもうっ、可愛い女の子に
対してシツレイだよね!」



ぷんすか怒る女の子もかわいいですね。



今日は「サマーウォーズ」を観に行ってきました。
��4日はTOHOシネマズが1000円なので。レイトショーでもいいんですが、
他の日は都合が悪かったので、2日連続ですがたまにはいいよね。
これも感想は後日に書こうと思っていますが、正直に書いておくと、あまり
期待しないで観に行って、期待を裏切ってくれるおもしろさでした♪



えっと、今日はSSお休みします!
別に宣言しなくてもいいんでしょうが、今日まで続いていたのでなんとなく。



あ、FAラジオ聴きました。
これは完全にキャララジオですね。でも、そのほうがいいかも。
はっちゃけるいおりんや、えりりんが聴けるのはうれしいですから。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/13

(ぷちSS)「23日目 山に登ろう」(舞阪 美咲)



「っくしゅん!」
 可愛らしいくしゃみをしたのはグッさんだった。
「ほい、タオル」
「あ、ありがとう雄一君」
「あったかいお茶もあるよ、香奈ちゃん♪」
「美咲ちゃん、ずいぶん用意がいいね。夏だから冷たいお茶だとばっかり思ってたよ」
「えっへへ。実は、アキちゃんが作ってくれてたりして」
 うーむ、もしかしてこうなることを予想していたんだろうか。
 その時、がちゃりと扉を開けて入ってきたのは、全身カッパに身を包んだ弘明だった。
「どうだった?」
「いやー、さっぱりだな。しばらくはここで休憩したほうがいいだろ」
 俺たち四人は、突然降り出した雨のせいで、途中にある小屋へ避難していた。



 先に進むべきか、それとも戻るべきか。その判断をするために、一旦小屋から出て外の
様子を弘明に見に行ってもらっていたんだけど、どうやら第三の選択をすることになりそ
うだ。
「雨がやんでくれりゃいいんだけど、ここまで勢いが強いと危ない。幸い、天気予報では
長引きそうにないみたいだし、しばらくは雨宿りだな」
 地元ではないが、このあたりの地理に一番詳しいのは弘明だ。その弘明が言うんだから、
間違いない。
「うう、こんなことなら着替えを用意してくるんだったな」
 グッさんは、少し寒そうにしている。
「大丈夫だよ、香奈ちゃん。こういう時は、人肌であたたまるのがいいんだって♪」
 美咲は香奈ちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
「だ、ダメだよ。美咲ちゃんまで濡れちゃう」
「平気だよ。……それとも、雄一に代わったほうがいいかな?」
「そそそ、そんなことできるわけないでしょ?」
「じゃあ、弘明くんは?」
「絶対にダメだってば!」
 ……弘明、別にお前が拒絶されてるわけじゃないんだから、そんなに肩を落とすな。
 グッさんの思いも寄らないひとことでダメージを受けた弘明は、すみっこでうずくまっ
てしまった。
「ちょ、ちょっと弘明君、なんですみっこに行っちゃうの?」
 グッさんの声にも反応がない。
「グッさん、しばらくほうっておいてやってくれ。それがあいつのためだ」
「……そうなのかなあ」
 まあ、雨がやむ頃には元気になってるだろ。



山の天気は変わりやすい



「山じゃないけど、なんでいきなり雨が降ってくるのかなあ。天気予報でも雨とは
書いてなかったから、傘忘れちゃったよ……。いいもん、水もしたたるいい女だもん!」



雨がしたたるのはいい女なのでしょうか(ぇ



iPhoneの設定やら何やらで、一日が過ぎていきました(笑)。
いや、意外に面倒なんだよね。やっぱり。
とりあえず無料のアプリをいくつかダウンロードしたり、iPodに曲を転送したり。
……いや、別に聴かないけどね(えー
YouTubeはもちろん、ニコニコもアプリがあるので見ようと思えば見られますが、
ニコニコのほうはまだキツイですね。画質もですが、作品によってはコマ落ち
するので。
それから、電話帳も一応完成しました。……元々少ないんで(わは
近日中に、メール送信テストしようと思います。
アドレス自体はまったく変わってないので、大丈夫だとは思いますがね。



あ、それと合間にドラクエもちまちまやってます。今日は錬金材料集めと、結構
貰ってしまった宝の地図をひとつぐらいクリアしたいなーとがんばったのですが、
ボスがやたら強くて全滅しました(うわあ
な、地図レベルが1だからって、簡単ってわけじゃないんだね?
もうちょいストーリーを進めてレベルも上げなきゃダメかあ。



しかし、せっかくの休みにひきこもっているのはどうかと思ったので、夕飯を食べてから
映画を観に行ってきました。
ライダーの映画ですが、なんというか、お祭りでしたね、ほんとに。
詳しい感想はまた後日に。そういや、6月に見た映画の感想を書いてないな……。



オーガストラジオはまだ聞けてません。30分くらいなので、明日にでも聞いてみたいな。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/12

(ぷちSS)「23日目 山に登ろう」(舞阪 美咲)



 旅館『高月』の裏山は、ハイキングにもってこいだと言うのは明子ちゃんの言葉だった。
「私たちにとっては朝ごはん前の散歩コースなんだけど、みんなにとってはどうかな」
「ふっふっふ。それはわたしたちへの挑戦ってことでいいんだよね、アキちゃん?」
 美咲のその声で、俺たちがハイキングに行くことが強制的に決まった。
 付き合わされるほうの身にはならないんだろうかね。
 ま、俺はいつものことなので驚きもしないが。
「あれ、雄一くん。やけに落ち着いてるね。もしかして、山登りとか経験豊富なの?」
「いいや。ロクに行った事がないけど」
「じゃあ、なんで」
 不思議そうな表情の明子ちゃん。
「美咲だけなら不安だけど、グッさんも弘明もいるし、大丈夫だろ。一応、俺も行くしね」
「おおっ、さすがカレシは言うことが違うね~。まあ、危険な山じゃないから、その点は
気楽に楽しんできてよ」
 だから、カレシじゃないっての……。



 お弁当を作ってもらって、山登り用のアイテムを持って、準備は万端。
「それじゃあ、出発するか。俺が先頭で、次が舞阪。グッさんが3番手で、殿が雄一だ。
俺は登ったことがあるから、あえて感想は言わないけど、ゆっくり歩いてりゃ大丈夫だか
らな」
 弘明の言葉を聞いて、俺たちは頷きあう。
「がんばろうね、みんな」
「うん! 雄一、遅れないでついて来るように」
「はいはい、わかったよ」
「はいはYESでしょ、雄一」
 英語にする必要はどこにもなかった。



触っていれば慣れるのかな



「そ、そうは言っても、あんまり触ってたら……ヘンな気分になっちゃうよ……」



ゴメンなさい。これは言い訳しづらいですね(ぉ



今日も繰り返し。いや、もううまくやってください、ほんと。そして、こっちに
電話してくれなくていいですから(わは
いろいろ連絡とってなんとかなりそうで、それで連絡したらとりあえずなんとか
したからいいって、そりゃないぜと。
こっちに落ち度がないとは言え、今日中に作り直して送れって言うのは、なんか
すごく申し訳ない気になるのになあ……。まあ、向こうは向こうで大変なんだろうけど。
ま、明日からは休みなので、平穏ですよ。電話が鳴っても気がつきませんよ(えー



iPhone3GS来ました。ほんとは昨日届いていたんだけど、不在通知だったので今日に
なりました。
無事に切り替えも出来まして、とりあえず使えるようにはなりました。
電話番号もメールアドレスも変更がないので、こういうのは助かるね。
でも、電話帳コピーソフトがなぜかダウンロードできなくて、結局前のケータイを
PCに繋いで、それから文字列で電話番号とメールアドレスをあらかたコピーできた
から、コツコツと登録しますわ。わざわざアドレス入力の手間がはぶけるだけでも
いいと思うことにしよ。
もし、メール送ってやってもいいよ言う人がいれば、ケータイに空メールでもお願いします。
そのまま登録するだけでいいので、かなり助かりますので。



そういえば、昨日は久々にドラクエが進みました。やっとこ3つめの果実をゲットして、
船がもらえました(笑)。これでまた世界が広がるね。



明日はどうしよ。せっかくの休みなので、映画でも見に行きたいなあ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/11

(ぷちSS)「22日目 それは誤解だから」(舞阪 美咲)



 午前中は勉強タイムということで、夏休みの宿題を進めた。旅行だからと言っても、遊
んでばかりいられないのだ。
「しっかし、夏休みってのは休むためにあるはずなのに、どうして宿題はあるんだろう」
「それは、毎週休みの日曜日にも宿題があるのと同じなんじゃないの?」
「おお、それは一理あるな。しかし、宿題があったら休めないのはどうする、舞阪?」
「休んでから、宿題を片付けたらいいと思うな」
 という弘明と美咲の会話をBGMに、俺は英語の穴埋め問題を埋めていた。
 現在形を過去形にするという単純なものだが、単語によってはスペルがまるで違うのが
めんどうなところだ。
「えーっと英語の辞書は……って、そんな嵩張る物持って来てないぞ」
「はい、雄一君」
 グッさんがすかさず出してくれたのは、まさしく英語の辞書。
「ありがと。でも、よく持ってきてたね?」
「私もよく使うから。英語はちょっと苦手だから、辞書は必需品なの」
 グッさんがちょっと苦手なら、俺はどれぐらい苦手になるんだろう。
「それじゃ、使わせてもらうよ」
「どうぞ~」
 こうやって見ると、辞書の使い方もひとそれぞれなんだなあということがわかる。
 俺なんかは必要なページを折り曲げて目印をつけておくので、すぐにページがぐしゃぐ
しゃになってしまうんだが、グッさんは付箋を貼るようだ。何種類も色を使い分けて、と
てもカラフルで見やすい。
「こういう使い方もあるんだな」
「何のこと?」
 グッさんが首を傾げる。
「辞書の使い方。美咲なんかは、マーカーペンを大量に使い分けるし、グッさんは付箋だ。
俺は折り曲げるだけで、弘明なんて何もやってない。人それぞれだけど、おもしろいな」
「そうだね。でも、自分のやりやすい方法でいいんじゃないかな。私も最初は一種類の付
箋しか使ってなかったけど、美咲ちゃんのやり方を見て、色分けするのもいいかなって思っ
たのがきっかけだから」
 ふむ、そうなると美咲は誰の影響でマーカーペンを使うようになったんだろうな。
 そんなことを思いつつ、英語のテキストは埋まっていった。



 お昼ごはんを食べてのんびりしていると、明子ちゃんに手招きされた。近づいてみると、
いきなり頭を下げられた。
「ごめんなさい!」
 ……?
「いきなりどうしたの?」
「ヒロに怒られたの、美咲ちゃんのこと。だから、謝っておこうと思って」
 ああ、美咲のアレのことか。
「いいって、別に。それに俺は何かされたわけじゃないし、美咲とグッさんも平気みたい
だから、気にしなくていいと思うよ」
 ふたりが気にしてるなら別だが、そうじゃないならこの件はさっぱり解決したい。



「でも、彼女の胸を揉まれて、あんまりいい気はしないでしょ?」



 ……なに?
「誰が、誰の彼女だって?」
「美咲ちゃんが雄一くんの」
 ……どうしてそういうことになっているんだ?
「違うの? だって、あんなに仲良さそうだから、てっきりそうだと思って。幼なじみ同
士って、ちょっと憧れるなあって思ってたんだけど」
 そりゃ、憧れるのは自由だけどさ。
「せっかくの憧れを壊して悪いけど、それは誤解だよ。俺たちは単なるお隣さん同士」
「……ふふ、それじゃあそういうことにしておくね♪」
 まるで信じられていなかった。……別にいいけど。
「昼からはみんなで出かけるんでしょ。私も一緒にいいかな?」
「ああ、もちろん。こっちから誘うつもりだったんだ。いろいろ案内してもらえると嬉し
い」
「それに関しては任せてよ☆」
 明子ちゃんは誇らしげに控えめな胸を叩いて、そう言った。



もう少しだけ



「え、わたしとしてはそろそろ……う、ううん、決していやになったわけじゃあ、
ないん、だけど……お願いだから、ちょっとだけ目と耳を塞いでおいてくれないかな。
そしたら、つ、続きをしてあげるから、ね?」



お漏らしは避けたいですからね(サイテーだ



昨日の苦労は……いや、サイアクの展開にならなかったんだからよかったことにしよ。



えと、マクさんの推理は100%正解です。
見事に打ち間違えてましたっ(ぺこり)
読み返せば気づくレベルの間違いなので、お恥ずかしい限りです。
どうもありがとうございました。
……これで、毎日のあれは読み返していないことが判明してしまいました(ぇ
今後は、せめて一回は読んでから更新しようと思います。



ちなみに、今日の分は日付を間違えているわけではありませんので。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/10

(ぷちSS)「22日目 それは誤解だから」(舞阪 美咲)



 ぶふぉっ!
「きゃあっ? もう、ダメでしょ、雄一~」
 ぷりぷりと怒るのは、俺の前に座っていた美咲だ。
 旅行2日目の朝食の時間。俺たち4人はいつものように談笑しながら食事を取っていた
のだけど、美咲が発した言葉を聞いた俺は、思わず吹き出してしまったのだ。
「げほげほっ……、わ、悪い。けどな、今のを聞いて吹き出さないやつはいないぞ。なあ、
弘明」
「……確かにな。お前らがそういう関係だとは知っていたつもりだったが、あらためて聞
かされるとびっくりせざるをえない。なあ、グッさんもそうだろ」
「……う、うん。でも、今のは美咲ちゃんがよくないと思う」
「えー」
 えーじゃない。



「別にそんなにおかしなことじゃないでしょ。『わたしの胸がおっきくなったのは、雄一
に揉まれたせいってことにして』って言っただけじゃない」



 美咲が言うには、昨日のお風呂での出来事らしい。
 グッさんと旅館の大浴場に入っていると、明子ちゃんが入ってきたので、一緒に背中を
流し合ったらしい。
 それ自体は仲良くなった証拠なのでいいんだが、問題はその後だ。
「うわ、なに、美咲ちゃん。このすごいおっぱいは!」
「え?」
「え? じゃないでしょ。普通の高校生はこんなに立派なおっぱいをしていないものよ」
「そうかなあ」
「そうなの! 私なんて、こんなに慎ましい胸だと言うのに……くすん」
 明子ちゃんは涙を流したらしい。
 思い出してみると、確かに明子ちゃんはどちらかと言えばスレンダーなタイプだったが、
残念ながら着やせするタイプではなかったようだ。
「香奈ちゃんも結構立派だね」
「そ、そんなことないと思うけど……」
 じとーと見つめる明子ちゃんの視線が痛かったと、グッさんは語った。
「やっぱり、男の人に揉まれると大きくなるのかな」
「さ、さあ?」
「あ、目が泳いでるよ、美咲ちゃん。さては、いっつもこんなふうに揉まれてるんでしょ!」
「ふぁっ!? ちょ、ちょっとダメだってアキちゃん……うぁん」
「むむー、ますますこの弾力が羨ましいわ! 相手は誰なの? まさかヒロってことはな
いだろうから、雄一くんね? すっごく仲良さそうだし。ね、ね、そうなんでしょ?」
 ぐにぐにと美咲の胸を揉みながら迫る明子ちゃんに、美咲はついに首を縦に振ったのだ
そうだ。



「だからね、アキちゃんに聞かれたら、そう言ってあげて欲しいの」
 ……まあ、それで明子ちゃんが納得するなら……って、んなこと言えるか!
「すまんな、舞阪。アキには俺から言っておくよ。グッさんも悪かった。悪気はないんだ
けど、どうも胸のことになるとあいつは目の色を変えちまうからな」
 弘明が美咲とグッさんに頭を下げた。
「ううん、別に怒ってるわけじゃないから、弘明くんは気にしなくていいよ」
「そうだよ。まだあまり話してないけど、明子ちゃんはとってもいい子だって思うよ」
「ふたりにそう言ってもらえると、助かるよ」
 ようやく弘明は顔を上げた。



私信です



淡色館 (来島あわさん)
08/09 陽菜(FORTUNE ARTERIAL)
全部エロ絵なんだ……。夏ですしねっ(ぇ



同じく、ゆっくりとドラクエやってます。まだ船も取ってませんが。
クエストや錬金してるだけでも楽しいんですよ。
すれちがい通信は、大きな駅やお店に行くと、すぐにすれちがえますね。
みんなやってるんだなあと、不思議な気分ですわ。



いつか見上げた、あの青空の下で・・・ (マスターうーさん)
��8月09日 戦場ヶ原ひたぎ(化物語)
おもしろいのは八九寺なんですが、好きなのはやっぱりガハラさんですね~。
その冷たい視線で暴言を吐かれると思うと、もうそれだけでっ!(えー



「あらあらぎくん。あなたがそんなにマゾヒストだとは思わなかったわ」
「間違えてるぞ、戦場ヶ原。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ……」
 がじゃこっ。
「失礼、挟みました」
「絶対わざとだっ!!」
 ホッチキスに対するトラウマがまた増えました(わはー



慌しく、でも落ち着いて



「なんかいつものキミらしくないかも。わ、わたしをドキッとさせるのはまだ
早いんだからね」



ちょっとだけ意識してくれたかな。



今日は自分がまったく関わってない部品のために、あちこち電話しまくって
大変でした。一応、明日出荷にはなったけど、天候のせいで飛行機が飛ばなかったら
アウトなのかな、もしや。こればかりはどうしようもないよね……。
天に祈るばかりですな。



台風が接近してますが、うちの周囲では今のところは平穏そのものですね。
予定では今夜から明日の朝にかけてってことなので、今日の更新はちょいと早めに
しましょうか。



ソフトバンクから、出荷完了のメールが届いてました。
ということは、本当に明日届きそうです。
地元のショップにはないのに、どうなってるんだろうね?
まあ、いいか。
でも、切り替え作業は時間制限があるので、数日先になりそうです(笑)。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/09

今週の獲物~ (画像はこちら)



「神のまにまに! 2 ~咲姫様の神芝居~」 山口幸三郎 電撃文庫
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 4」 伏見つかさ 電撃文庫
「司書とハサミと短い鉛筆 4」 ゆうきりん 電撃文庫
「織田信奈の野望」 春日みかげ GA文庫
「魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」 葵東 GA文庫



「メガミマガジン」 2009-9



メガミマガジンはドラマCDが付録なので、買わなくちゃ(わは



「ぷよぷよのうた」 あんどうりんご ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
「THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL 06」 星井美希 水瀬伊織 コロムビアミュージックエンタテインメント



アイマスのCD収納BOXは、アニメイトの全巻購入特典です。
毎回買いに行くのが面倒でした(笑)。



(ぷちSS)「21日目 初日から大騒ぎ」(舞阪 美咲)



 珍しく、スッキリとした朝だった。
 着替えてから居間に置いてあるテレビのスイッチを入れて天気予報を見ると、この一週
間は日本全国どこもかしこも太陽のマークでいっぱいだった。
 これなら心配ないな。
 せっかくの旅行だ。雨も思い出にはなるだろうが、晴れているほうが嬉しいものだ。
 俺は帽子をかぶり、荷物を持つと家の扉を開けた。



「おはよう。雄くん」



 すると、麻美さんが立っていた。
「おはようございます」
 俺が挨拶をすると、麻美さんはにっこりと笑った。
「……えーと、美咲は?」
 麻美さんはにこにこと笑っている。
「もしかして、寝てるんですか」
 尋ねると、麻美さんはこう答えた。



「あのね、お姫様を起こすのは、王子様の熱~いキッスなのよ♪」



 あー、もうっ!
 全速力で美咲を叩き起こして準備を終わらせたのは、それから15分後だった。
「ごめんね、雄一。旅行が楽しみで眠れなくて」
「いや、気持ちはわかるから。もういいけど、平気か?」
「うん。雄一の声を聞いたら、身体も目が覚めたみたい。それじゃお姉ちゃん、行って来
ます♪」
「行ってらっしゃい、美咲ちゃん、雄くん♪」
 麻美さんは、ずっとにこにこと笑っていた。



 駅前で弘明とグッさんに合流して、しばらくは電車の人になる。
「普段はあんまり電車に乗らないから、なんだかわくわくするな」
「そうだね~。雄一、あんまりはしゃいじゃダメだよ?」
「美咲に言われるとは思わなかったな。グッさんなら納得だけど」
「ゆ、雄一君、あんまりはしゃいじゃダメだよ?」
「おう」
「うわ、エコひいきだ。やっぱり時代はエコだね」
「そのエコじゃないけどな。というか、舞阪が一番はしゃいでるじゃないか」
「いいじゃない、弘明くん。ちゃんと他の人には迷惑をかけないようにしてるから」
「俺たちは他人じゃないんだよな……」
「もちろんだよっ♪」
 とまあ、こんな感じで二時間ほどの電車の時間はあっという間に過ぎていった。



 最寄の駅に着いてから、徒歩で一時間。そこに弘明の親戚が経営している旅館はあった。
「よーし、みんなお疲れ。普通の客はタクシーを使うんだが、俺たちは貧乏学生だからな。
でも、これぐらいならまだまだ元気だよな」
 そりゃまあ、そうなんだけど。だったら先に言っておけっての。
「香奈ちゃん、大丈夫?」
「……うん。ちょっと疲れたけど、平気だよ」
 グッさんは園芸部だが、外での作業も多いから意外に体力があるのかもしれないな。
 美咲は元気のカタマリなので、心配はいらないが。



「こんにちは~。弘明くんご一行が到着しました~」
 弘明が開いている入り口から入って、中にデカイ声で呼びかけた。
 すると、中からバタバタと騒々しい足音が聞こえた。
「そんな大きな声じゃなくても聞こえるってば! ヒロの声は大きいんだから、少しは気
を使いなさいよね」
 現れたのは、俺たちと同じぐらいの女の子だった。
「それじゃ改めて、と。いらっしゃいませ。旅館『高月(たかつき)』へようこそ。私は
あなたたちのお世話をする、野洲明子(やす あきこ)です。よろしくお願いします」
 深々と頭を下げて、女の子は自己紹介をした。



 明子さんは俺たちと同じ年で、弘明の親戚だった。昔ながらのおかっぱ頭で、てっぺん
にはきれいなわっかが見えている。一見すると、グッさん以上に大人しそうだが、実際は
しゃきしゃきした女の子だった。
 家の手伝いで俺たちの相手をしてくれることになったらしい。
「えっと、それじゃ雄一くんに美咲ちゃん、香奈ちゃんでいいよね。私のことは明子でも
明子ちゃんでもなんでも好きに呼んでくれていいからね♪」
 部屋に通してくれた後、明子ちゃんと俺たちは早速打ち解けた。同い年なんだし、お客
とは言っても身内みたいなものだから、堅苦しいのはなしにしようってわけだ。
「それじゃ、ヒロ。悪いけど、掃除はそれぞれやってもらうってことでいいんだよね?」
「おう。道具は後で借りに行くよ」
「わかった。それじゃあ、また後でね、みんな」
 明子ちゃんはそう言って、戻っていった。……掃除?
「おい弘明。掃除ってなんだ?」
「……あー、言ってなかったっけ。格安にしてもらったから、細かい仕事は自分たちでや
ることにしたんだよ」
 だから、そういうことは先に言えっての!
 俺たちは弘明を袋叩きにした後で、それぞれの部屋の掃除をする羽目になった。
 結局、一日目は移動と掃除で消化されていくのだった。



無駄なことはないと思いたい



「そんなことはない……とは言い切れないわよね。そう思えることで前に進むことが
できるなら、それでいいんじゃないかな。だって、答えってひとつじゃなくちゃダメ
なんてこと、ないでしょ?」



信じるための指針であれば、いいんだと思います。



今日は友人とうろうろしてきましたが、特別に買ったものはなく、いつもの本ぐらい
でしたが、なぜかゲームを押し付けられたので、また大変なことに。
うー、ゲームの割合を増やすには、何を削るべきか……。
睡眠時間は削りたくないんだよね。それじゃあ、しg(ピー



読み関係については、どうにも時間が使えないので、私信はもう少し先になります。



うう、一時間か。ますます長くなるなあ。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/08

(ぷちSS)「20日目 準備から旅行ははじまって」(舞阪 美咲)



 久しぶりのオフ、というのも変だけど、部活のない日を平穏に過ごした。
 美咲に起こされて、美咲に食べさせられて、美咲に勉強を邪魔されて、美咲に昼寝を邪
魔されて、美咲と遊んで、美咲と弘明とグッさんと遊びに行って、帰ってきた。
 そんな平穏な一日だった。
 と、風呂場でのんびりしていたら、大変なことを思い出した。



 明日からの旅行の準備をしていない。



 うひゃあと全速力で頭を洗って、湯船につかって高速言語で一から百まで数えて、風呂
を出た。普段ならのんびりとリビングでうちわ片手にスポーツニュースでも見るのだが、
その時間すら惜しい。
 とりあえずパンツだけ身に着けると、バスタオルで髪をがしがし拭きながら階段を駆け
上がった。



「あら、雄くん。こんばんは♪」
「おじゃましてるよ、雄一♪」



 舞阪家の姉と妹が、俺の部屋で正座して待っていた。
「……えと、なんで?」
「新婚さんゴッコがしたかったから!」
 美咲のテンションは天井よりも高い。
「は?」
 麻美さんがにっこり笑って三つ指をつく。
「おかえりなさい、雄くん」
「いや、さっきから家にいましたが」
「お風呂にする?」
「今、あがったばかりです」
「ごはんにする?」
「それも、食べましたって」
「それじゃあ、美咲ちゃんね!」
「それは食べられません」
「そんな、美咲ちゃんじゃダメなんて!」
「それじゃあ、もしかして雄一はお姉ちゃんのことがっ」
「うがー!」



 などと、風呂上りのさっぱり感がどこかへ飛んでいきそうなやりとりを繰り広げた後で、
ようやく麻美さんが解説してくれた。



「雄くんの旅行の準備をお手伝いしようと思って♪」



 麻美さんの中では、俺はいったい何歳児の設定なんだろう、ということを考えてしまい
そうになるが、このお姉ちゃんは善意100パーセントなんだよな。何も言えない。
 俺が言えるのは、
「ありがとうございます、麻美さん」
 というひとことだけだった。



「それにしても、みんなで旅行かあ。うらやましいわね」
「お姉ちゃんは、もう予定決まってるの?」
「勉強会があるから、週の後半なら空いてるけど」
「そっかあ……、ねえ雄一。弘明くんに言ったら、お姉ちゃんも大丈夫かな?」
「いいんじゃないか? そもそも、俺たちだって部屋が空いてるから来てくれって頼まれ
たクチだし……て、もう電話してやがる」
 美咲は携帯を取り出して、弘明に電話をかけていた。
「でもいいのかしら、雄くんの邪魔にならない?」
 麻美さんが心配そうに言う。
「邪魔なんてこと、絶対にないですよ。麻美さんなら大丈夫です」
 自信を持って言うと、麻美さんは嬉しそうに笑ってくれた。
「うん、うん。ありがとう弘明くん! それじゃあ、また明日だねっ」
 大声で嬉しそうに話す美咲を見ていれば、結果がどうなったかは明白だった。



ガマンできずに



「そういう時もあるよね、うん。気にしない、気にしない。むしろ、これまで
ガマンしてきたから、それを誇ってもいいと思うよ、うん。……ね、元気出た、かな」



恥ずかしくて目が合わせられません。



ゆうべお風呂に入る時に気づいたのですが、ぱんつがすごいことになってました。
うわあ、またか。またなのか。……これ、けっこう大変なんだよねえ。
お風呂に長く入っていると治りにくいので、少なめにしなければ。
時間はいつも短いけど、風呂自体は好きなのさ。さっぱりするしね。



そろそろケータイの変更時期(2年縛り解除)なので、iPHONEにしようかなあと
ショップに電話で聞いてみたら、在庫がないんだと。
うーん、数週前に友人からもたまたま報告はもらっていたので知ってたけど、まさか
入荷日も未定だとは思いませんでした。
友人情報だと、新規で契約する分は端末があるらしいけど、機種変更はダメらしい。
なんでやねん。と言っても、在庫がないと言われたらどうしようもないなあ。
一応、うちから近い2軒に電話したけど、どっちも同じような反応だったので、
店で変えるのはあきらめました。
つーわけで、仕事終わって家に帰ってきて、オンラインで申し込んでみた。
早ければ3日後には送られてくるらしいけど、どうなのかな~。



今日で20日目、かあ。こうやってみると、夏休みって早いよねえ。学生の頃は
もっと長かったような気もしてたけど、社会人になると関係ないしさ。
それはさておき、なんだかんだで20日続くのは、実はすごくヒマなんだろうか(笑)。
い、いや、そんなことないよ? ちゃんと毎日30分くらいかけて書いてるんだよ?
ネタがなくても作り出す能力は、以前成長させてたしね!(ぇ



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/07

(ぷちSS)「19日目 練習は集中して」(舞阪 美咲)



 今日の練習で、夏休み前半の部活は終了となった。部員に話を聞いてみたところ、やは
りお盆に用事があるやつが大半で、その日程も来週のほとんどの日に分散していたので、
いっその事、丸々一週間休みにすることに決めていた。
「みんなお疲れ様。それじゃ、お盆明けの月曜日にまた集合しよう。何か言いたいことが
あるやつはいるか。なけりゃこのまま解散ってことで」
「みんなお疲れさまっ。後はわたしに任せて、一週間ゆーっくり身体を休めてね!」
 美咲の声で、みんながそれぞれ帰りだした。これはいつものことなので、別にいちいち
気にしたりはしない。
 まあ、俺もキャプテンっぽいことをやってはいるが、正式なキャプテンというわけじゃ
ないし。
「さてと、それじゃわたしたちも帰ろうか」
「いや、俺はちょっと残るから。美咲は先に帰っててもいいぞ?」
「え、なんでなんで? 美咲ちゃんに隠し事なんてダメだよ」
 別に隠し事ってわけじゃないんだけど。
「ほら、来週から休みで、俺たちは旅行に行くだろ。その間は部活出来ないから、少しだ
けシュート練習していこうと思って」
「でも、雄一。いつもオーバーワークは禁止って」
「オーバーワークまではやらないよ。ちょっとした残業、サービス残業ってやつだ」
 あれ、使い方間違ってるかな。でも美咲には通じたみたいだ。
「そっか。それじゃ、わたしは部室に戻ってるね♪」
「おう」



 黙々とひとりシュート練習をこなす。反復練習は数をこなすことって言うけど、短い時
間でそれをやるためには、スピードが不可欠だ。
 ボールを取り、ゴール目掛けてシュートを打つ。文字で書くとふたつの行程しかないが、
実際にはボールを取るにはよく見て、しっかりキャッチする必要があるし、シュートを打
つにはゴールを見据えて、構えて、放り投げなければならない。
 うまくキャッチできなければ持ち直さなきゃならない。キャッチした姿勢が悪ければ、
体勢を整えなければならない。
 ムダはできるだけそぎ落として、なおかつスピードを追求できれば、初心者の俺たちで
もきっといいバスケットができるようになる。
 そう信じて、毎日、地味だけどしっかりと基礎練習をやっているのだ。



 練習のしすぎはよくないので、俺たちはオーバーワークを禁じている。やる時はやる。
休む時は休む。単純だけど、大切なことだ。
 だから、俺のサービス残業も長くても30分と決めている。どれだけたくさんシュート
が打てるかは、その日の調子と体力によるが、少しずつ増えてきているのは自分でもわかっ
ている。
 それがわかるからこそうれしくて。
 今日はついつい10分ほどオーバーしてしまった。
 これぐらいなら、いいよな。
 タオルで汗をぬぐった俺は、ボールを片付けて部室に戻った。すると、



「おそーいっ!!」



 ピコン☆
 美咲にピコハンで殴られた。
「女の子を待たせるなんて、男の子の風下にも置けないんだよ」
 それじゃあ俺はどこに行けばいいんだよ。
「えーと、わたしの家とか?」
 なぜ疑問形なんだ。
「つーか、なんでまだ残ってるんだ。先に帰ったんじゃなかったのか」
「そんなこと言ってないよ。あ、今、話をそらそうとしたでしょ」
 うっ。
「あ、目をそらした。後ろめたいことがあるからだよね。……他にオンナができたのねっ」
 いきなり修羅場だった。
「まあ、うきわはオトコの甲斐性って言うし、しかたないけど」
「うきわじゃなくて、浮気な」
「やっぱり浮気なんだ!」
「いや、美咲が間違えたから」
「わたしのせいにする気っ」
「どうすりゃいいんだよっっ」



「ちゃんと時間通りに練習終わってくれれば……それでいいよ」



 ……やれやれ、まいった。
「わかった。今度からはちゃんと守る」
「それならよろしい♪」
 ピコン☆
 なぜかまた叩かれた。
「それ、どうしたんだ?」
「さあ? 部室の掃除をしてたら、箱の中から出てきたの。ちゃんと使えるよ?」
 そういう心配じゃないんだけど、まあいいや。
「それじゃ着替えるから」
「了解。手伝えばいいんだよね?」
「いやいやいや。ひとりでできるから」
「遠慮なんていいのに」
「……アイスおごってやるから」
「わーいっ。早く出てきてね、30秒以内にっ」
 美咲は光の速さで部屋から出て行った。
 俺は負けじと、上と下の運動着を同時に脱ぎ捨てた。



少しずつ湧き上がる気持ち



「もしかして、わたしへ告白したい気持ちとか? どどどどうしよう、いざとなると
心の準備がすぐに出来ないものなのよね。ききき、緊張してきたわ。ううう、なんで
今日に限って勝負下着じゃないのかしら」



心配レベルが高すぎます(笑)。



いいお天気、なのかな。
いまいち天気予報の信頼度が低いので、毎日傘を持って出かけてますが、今のところ
たいした被害はないですね。
でも、忘れた時に限って降りそうな気がするので、たとえ降らなくても持っていかなくちゃ(わはー



そろそろゲーム再開したいなー。でもアニメも溜まってきたんだよなー。
お盆休みが長いわけじゃないので、効率よく消化していきたいですね。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/06

(ぷちSS)「18日目 計画はお早めに」(舞阪 美咲)



 じりじりと照りつける日差しを恨めしく思いつつ、今日も図書館にやってきていた。
「あー、この図書館がなかったら、きっと夏休みの宿題は終わってなかったなと思うね、
俺は」
「あ、わたしもわたしも♪ 冷房の効きすぎは身体によくないけど、この図書館はちょ
うどいい感じだから、宿題が捗るよ。ね、香奈ちゃん」
「そうだよね。宿題もどうせひとりでやるよりは、みんなとやったほうが楽しいもの。
弘明君もそう思わない?」
「そうだな、仲間はずれはよくないな、うん」
 しみじみと弘明が頷いた。
「どうかしたのか、弘明。なんだか随分うれしそうなんだけど」
「いや、親友っていいよなって思っていただけだ、ハハハ」
 よくわからん。
「そう言えば、弘明くんしばらく見なかったけど、どうしてたの?」
「よっくぞ聞いてくれた、舞阪! グッさんも雄一も聞いてくれよ」
 待ってましたとばかりに、弘明が語りだした。



 なんでも、急に人手が足りなくなったらしく、親戚の旅館の手伝いに一週間借り出さ
れていたらしい。それも無給で。
「さすがに三食と寝床は提供してもらえたんだが、無償奉仕の辛さはしばらく味わいた
くないね」
 うーん、なんとも不幸な話だ。だが、こいつのことだから、イヤイヤながらもソツな
くこなしたんだろうな。
「そりゃ、当たり前だ。自分の不満は自分に溜め込んでりゃいいんだ。他のヤツに気づ
かれるようじゃ、人としてまだまだだっての」
「弘明くん、カッコイイ!」
「すごいな~、さすがは弘明君だね」
 女性陣の株が高騰した。
「ワッハッハ! いやいやなんのなんの。で、話はこれからだ。その親戚の旅館なんだ
が、みんなで遊びに行かないか。つーか、来てくれ!」
 ……は?
「実はな、団体客の予定が一週間早まっちまったせいで忙しくなってたわけで、明日か
らの一週間はまだ空きがたくさんあるらしいんだ。今からじゃあ大勢のお客は見込めな
いし、かと言って部屋を空けておくのももったいないしさ。格安にしとくから、みんな
で来てくれると助かるんだが」
 頭を下げる弘明。
「そうだなあ。来週一週間は、お盆休みってことで部活は休みにしてるけど、美咲は何
か用事あるか?」
「雄一と遊ぶ用事しかないけど♪」
 それは用事じゃない。
「グッさんは?」
「私は、園芸部のお仕事があるんだけど、先週みんなの分もやったから、お願いしたら
変わってくれると思うの」
「よし、俺からもお願いする! なんだったら、来週から俺も園芸部の手伝いをする!!」
 弘明がきっぱりと言い切った。
「え、それはさすがに悪いよ~」
「まあ、いいんじゃないか。俺も部活の合間なら手伝えるし、せっかくだからみんなで
旅行も行きたいしさ」
 俺も後押しすると、やっとグッさんも頷いてくれた。
「よっし! みんなサンキュー!! それじゃ、早速計画を練るか」



「わーい♪ なんだかすっごく楽しくなってきたよ~、えっへへ☆」



 その後、俺たちは宿題そっちのけで旅行の計画を立てるのに全力を費やした。



「天罰覿面」(夜明け前より瑠璃色な)(エステル・フリージア)



 夏真っ盛りの八月のある日。俺、朝霧達哉はいつものように月人居住区に向かっていた。
 今年は梅雨が長引いたので例年よりは涼しい日が続いていたが、先日待ちに待っていた
梅雨明け宣言が出されてからは、連日のように真夏日となっていて、毎日のように今年の
最高気温を更新していた。
「ふう、こりゃ、エステルさんの機嫌もよくないかも」
 エステル・フリージア。月からやってきた司祭様。満弦ヶ崎の礼拝堂に赴任してきたこ
とがきっかけで彼女と知り合ったのは、まさに奇跡ともいえる偶然だった、と俺は思う。
 彼女は月人である。ホームステイしているフィーナやミアも月人であり、暑さには多少
弱いところがあるが、エステルさんは特に辛いらしい。
 だが、それを表情には出さないのがエステルさんであり、俺の前だけで見せてくれる表
情であることは、嬉しいことだ。
「きっと、今日も文句を言われるんだろうな」
 そんなことを考えながら歩いていたら、礼拝堂に着いていた。
 この時間ならエステルさんは礼拝堂の掃除をしている頃だろうか。そう思って、扉に手
をかけた時、声が聞こえた。



「貴方に天罰、与えます!」



 なんだか、物騒なセリフが聞こえたような……。
 俺は、そうっと扉を開けてみた。
 そこには、



「神社の巫女さんのような格好をしたエステルさんが、鈴を振り回しながら聖なるピコピ
コハンマーを振るっていたのです!!」



「な、何を言っているのですか、達哉はっ!」
 ピコン☆
 駆け寄ってきたエステルさんによる一撃で、俺は正気を取り戻した。
「あれ、エステルさん。なぜここに」
「それは私のセリフです。というか、なぜ記憶が飛んでいるのですか……」
 呆れながら苦笑するエステルさんだった。



「練習、ですか?」
「はい。この夏に開催されるお祭りで、私がみなさんの煩悩を祓う事になりました。教団
ではそういう仕事をする人は他にいるのですが、ぜひにとお願いされてしまいまして」
 まあ、エステルさんなら優秀だから、畑違いの仕事でもしっかりこなすのだろう。現に、
今も練習していたわけだし。
「それより、……その、変ではありませんか?」
「何がです? よくお似合いですよ」
 俺はまじまじとエステルさんを見る。普段の教団の制服に身を包んだエステルさんも素
敵だが、白装束のエステルさんもまた素敵だ。エステルさん、蕩れ。



「えいっ」



 ピコン☆
「あの、どうして今叩かれたんでしょうか」
「達哉の煩悩を祓ってあげたんですけど?」
 ニヤリと笑うエステルさん。
「そんな、煩悩だなんて。素敵だなって思う気持ちは煩悩ではなく、もっと崇高なものだ
と思います。煩悩って言うのは、エステルさんもしかして今下着をはいていないのかなー
とかそういうことを考えることですよ?」



「ててて天罰!!」



 ピコン☆ピコン☆ピコン☆ピコン☆ピコン☆ピコン☆
 俺は、何度も何度もエステルさんに煩悩を祓われた。
「天罰覿面とは、こういうことを言うのですね♪」
「いえ、どう考えてもエステルさんの私怨だと思いますが」
「何か文句でも?」
 にっこりと微笑むエステル大明神の笑顔に、俺は沈黙せざるをえなかった。



未定な予定を埋めたくて



「そんなの簡単だよ。わたしとデートって書いておけばいいだけじゃない。
大丈夫、損はさせないから。きっと、おもしろいことになるよ♪」



すごい自信ですね。



自分で自分の首を絞めているような気がしているのですが、大丈夫かしらん。
いいんだ、考えている暇があったら行動してみたい年頃なの(ぇ



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/05

(ぷちSS)「17日目 雨のち晴れ、時々美咲」(舞阪 美咲)



 梅雨明け宣言が出た次の日。さっそく雨が降った。
「まったく、天気予報なんてあてにならないなあ」
 と、最初はそれでも気楽な気分だったが、部活が終わる頃にはものすごい勢いになって
いた。
「こりゃすごいな……。傘なんて役に立ちそうにないけど、どうする、美咲」
「とりあえず、ごはんにしようよ。お腹が空いては戦もできないし」
 戦なんてしないけどな。誰と戦うんだよ。雨か?
「雄一が戦うって言うなら、わたしは応援するよ?」
「いや、遠慮しておく。……べ、別に逃げたわけじゃないんだからねっ?」
 なぜかツンデレ化していた。



 昼ごはんを騒々しく食べた。が、雨はよりいっそう騒々しくなっている。
「ねえ雄一。散歩に行こうよ♪」
 散歩? お前はこの雨が見えていないのか。
「何言ってるの。わたしの視力はね、雄一の着替えがいつでも見えるぐらいにすごいんだ
から」
 それ、もう視力の領域じゃないよね。
「ほらほら行くよ」
 という美咲についていく。美咲はうれしそうに歩いていくが、その行き先は校舎の中だ。
「あ、見てよ雄一。窓がすごいよ」
 美咲が指差す先には窓があった。雨がものすごい勢いで流れていく。
「確かにすごいな」
「なんだか、水族館の中にいるみたいだね♪」
 ……それはどうだろうな。洗車機の中みたいと言ったら怒られそうだが。



 校舎の中を歩く。夏休み中なので、あまり生徒がいないのには慣れているが、それでも
この雨の中、美咲とふたりで校舎の中を歩いていると、なんとも不思議な気分だ。
「ねえ、雄一。普段歩いてる校舎も、こうやって大雨の中だと不思議な気分だね。なんだ
か別世界っていうか」
 どうやら美咲も同じようなことを考えていたらしい。



「でもね、雄一が一緒だから、どこでも楽しいな☆」



 特別なことはしていないんだけどな。ま、俺も美咲がいると、それだけで楽しいけどさ。
 やがて、屋上に向かう階段にたどり着いた。
「せっかくだから、ちょっとだけ覗いてみるか?」
「うん!」
 雨が降っているから、屋上には出られないだろうが、扉を開けて見るぐらいならいいだ
ろう。そう思っていたのだが、ちょうど雨が小止みになっているみたいで、雲の切れ間か
ら太陽の光が差し込んでいた。
「うわあ~……、偶然ってすごいね♪」
「ああ。さっきまであんなに雨が降っていたのにな……。これは美咲のおかげかな」
「え? わたし何もしていないよ」
「俺を散歩に誘ってくれただろ。だからこの景色が見られたわけだ」
「……えっへっへ~、美咲ちゃんすごい♪」
 得意満面な顔で、ポニーテールを揺らす美咲。
 ほんと、美咲といるとそれだけで楽しいんだよな。



私信です



気ままな場所(福hideさん)
08-03 夜明け前より瑠璃色な SS 『朝霧麻衣誕生日記念SS「二十歳のお祝い……??」』
アイス以外の好物になってしまうかもしれませんね(笑)。



SSの感想ありがとうございました~。
あまり考えずにさくっと書きましたので、深い意味はないです。
ちなみに、えっちぃこともありません(ぉ



時の棲む森(早坂充さん)
��月3日 夜明け前より瑠璃色な Moonlight Cradle sideshortstory「伝える想い」
お幸せに、でいいのかな?
正直、MC未プレイなのでどうしようかと思ったんですが、基本的にシンシア以外は
大幅なネタバレ(?)はないのかしら、と思ったので読んでみました。
つか、発売から数ヶ月経ってるのにネタバレも何もないのですが。



写真、うまく撮れてると思いますよ。書かれてなかったらわからなかったかも。
でも、そういう目で見てみると、確かに背景が薄っぺらい感じがしますね。



SSの感想ありがとうございました~。
すごく、やっつけ仕事ですが、なんとか書けました。
兄妹だから、しちゃダメでしょ(笑)。
ちなみに、はいてないのは「靴下」ですよ?(えー



M-A-T 別館(ふみぃさん)
SSの感想ありがとうございました~。
暑いといろいろ考えてしまいますね(笑)。



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
SSの感想ありがとうございました~。
ブランド名は、偶然ですよ、偶然っ(わは



elder sister(どん♪さん)
レポのご紹介ありがとうございました~。



Sketches and company(ブタベストさん)
08/05 『天神乱漫』の妹ヒロイン、千歳佐奈
ゲームは一応前から注目してましたが、なんというかタイミングが合わずに
結局買ってませんね~。



・麻衣(夜明け前より瑠璃色な)
僕は今のところ、麻衣とフィーナだけはお祝いを欠かしてませんね~。
意外となんとかなるものです。



雨は天からの罰なの



「こらーっ! 雨だからってひきこもってちゃダメでしょ。雨でも出かけるの。
レインコート着て、わたしをエスコートしないとダメなんだからねっ」



いや、そのダジャレはどうかと。



エステルさんに叩かれるためにコミケに行きたくなってきましたっ!(えー
うー、今年は行くのやめようかと思っていたのですが、これは気になる……。
というか、これひとりで延々と叩くことになるんでしょうか。
それとも、何人かのコスプレイヤーさんがいるのかな。
どっちにしても、叩かれたいなあ(ええー
計画を練ってみるか……。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/04

(ぷちSS)「16日目 お昼寝をしよう」(舞阪 美咲)



 八月になって、数日が過ぎた。夏休みに入ってから毎日部活に遊びに大忙しだったのが
響いたのか、今日はとてつもなく眠い。
 なんとか部活を終えた後は、昼飯を食べる前にひと眠りしようと横になった。
「雄一~、お昼だよ?」
「後にしてくれ……」
「そんなこと言っても、お昼は待ってくれないよ?」
「いいんだ、美咲が待っててくれればさ……」
「え……」
 そこで、俺の意識は途絶えた。



 目が覚めたら、空は青色から茜色に変わっていた。
「……あれ、そっか、寝ちまったんだっけ」
 身体を起こすと、節々がパキパキと音を立てた。
「おはよう、雄一♪」
 美咲がタオルを渡してくれた。冷やされていたタオルで顔を拭くと、眠気が一気に吹き
飛んでいった。
「ありがとな。ところで、俺、何時間ぐらい寝てたんだ?」
「うーんとね、四時間ぐらいかな。もう全然起きないから、たくさんいたずらしちゃった
けど」
 ……何?
「……えっと、何をしたんでしょうか。美咲さん」
「えへへへ」
 にこにこだった。
「ねえ雄一、お腹すいてるでしょ? 今日は夕飯食べて帰ろうよ」
「あ、ああ、いいけど」
「やったあ♪ それじゃあ、お姉ちゃんに電話するね」



「あのね、お姉ちゃん。今日、わたし帰りが遅くなるから。……うん、大丈夫だよ。雄一
が全部奢ってくれるって☆」



 誰がいつそんなことを言った?
「いいよね、雄一。四時間も待たせて、待っててくれる女の子なんて、そうそういないん
だよ?」
 ぐ、それを言われるとツライ。
「わかったよ。ただし、ひとつだけ条件がある」
「なあに?」
 首を傾げると、美咲のポニーテールが揺れた。
「夕飯は、1000円以内に抑えてくれ」
「うん、いいよ♪」
 ほっ、よかった。随分聞き分けがいいな。
「その代わり、デザートは食べ放題って事で」
「えー?」
「条件は、ひとつだけなんでしょ」
 ……ああ、もうっ!
「わかったよ。太らないように気をつけろよ」
「えへへ。運動するから大丈夫っ♪」
 俺は財布の中身を確認しながら、こっそりと溜息をついた。



空を見上げると



「雲がきれいに見えるのは、夏の特権かもね♪ ねえねえ、今日はどこに行くの
かな。わたしは、キミと一緒ならどこへだって行っちゃうよ♪」



夏休みはうきうきしますね~。



久しぶりの晴れ間なので、暑いなあというよりもいい天気だなあという気持ち
ですね。
実際、ほんとに朝は暑いとは感じなくて、気持ちいいなあですし。



めちゃ眠たいので、私信はまた後日にさせてください。
SSの感想やレポの紹介、どうもありがとうございます。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



2009/08/03

(ぷちSS)「15日目 スコップを持って」(舞阪 美咲)



 先週まで、正確には昨日までどちらかと言えば雨寄りの天気だったのだが、今日はそん
なことあったっけ、と思えるぐらいの晴天だった。
 ちょっと寝不足ながらも、きちんと午前中の部活はこなした。
 昼飯を食べて少し昼寝したおかげで、体調は完全回復。
「若いっていいよね」
 なぜか美咲も機嫌よく笑っていた。
 それじゃ、そろそろ行くか。
 俺たちは、園芸部の花壇へ向かった。



「美咲ちゃん、雄一君。今日はどうもありがとう」
 ぺこりと頭をさげるグッさん。服装は学校指定のジャージに麦わら帽子だが、妙に似合っ
ていた。
「香奈ちゃん、今日はひとりなの。だから、わたしたちでお手伝いしようと思って」
 と美咲が言うので、俺たちは園芸部の手伝いをすることにした。
「俺、園芸のことは詳しくないから、グッさんがいろいろ指示してくれよ。力仕事なら何
でも言ってくれていいからさ」
「そうだよ。今日は香奈ちゃんに雄一のコキ使い権を貸してあげる♪」
 勝手に貸し出されても困るんだが。つーか、そんな権利を渡した覚えも売った覚えもな
いけどな。



「それじゃ、雄一君には花壇の整備をお願いします。最近、雨が降ることが多かったでしょ
う。土がこぼれたり、レンガが崩れたりしてるところがあるの」
「オッケー、じゃレンガを直して、土を整えればいいんだな?」
「うん。新しい土が必要だったら、倉庫に少しあるから言ってね?」
 そう言うと、グッさんは美咲のところに小走りで駆けて行った。



 なんというか、地味な作業ではあるんだけど、少しずつ形になっていくのが嬉しいよな。
 俺には園芸の趣味なんてなかったんだけど、こうやって実際にやってみると、意外に楽
しいことがわかる。
 よく、ひとり暮らしの人がペットを飼ったり、植物を育てているっていうけど、少しず
つ成長していくのが楽しいんだろうな。



「雄一君。ちょっと休憩にしよ?」
 グッさんが言うので、俺はスコップを下ろした。
「うわあ、かなり進んだね。すごいなあ」
「そうかな? 自分ではなかなか終わらない気分になってきたんだけど」
「そんなことないよ。私ひとりだったら、まだ全然だと思う」
 グッさんが渡してくれたお茶を、一気に俺は飲み干した。
「さっすが男の子だね♪」
 いや、お茶一気飲みぐらいで。
「そういや、美咲は?」
 キョロキョロとまわりをみても、美咲はいない。
「美咲ちゃんには、お花屋さんに行ってもらってるの」
 ま、あいつにちまちました作業は合わないからな。
「うふふ、やっぱり美咲ちゃんがいないと心配かな?」
 グッさんが笑いながらそう言った。
「まあね、あいつは何をしでかすかわからないからさ」
「そういうことにしておこうね」
 グッさんは楽しそうにそう言った。



(ぷちSS)「達哉と麻衣のとりとめのない日常」(夜明け前より瑠璃色な)(朝霧 麻衣)



 八月の最初の月曜の午後。朝霧達哉と朝霧麻衣は、リビングでぐったりしていた。
「暑いね~、お兄ちゃん」
「暑いな、麻衣」
「八月だもんね」
「八月だもんな」
「オーガストだもんね」
「オーガストだもんな」
「麻衣ちゃん、すごく可愛いよね」
「……ぐー」
「寝ないでよっ!」
 すぱーん!
 麻衣はスリッパで達哉の頭をはたいた。
「麻衣、スリッパで殴るのはどうかと思うぞ」
「大丈夫。だって、まだ履いてないから」
「そういう問題じゃないんだが」
「……はいてないから」
「……何?」



 ……。



「それにしても暑いね~。どうしてなんだろうね~」
「そりゃ、エアコンがぶっ壊れたからだろうな~」
 いつもなら静かな音で活動中のエアコン様は、今日は無音だった。性能がアップしたわ
けではなく、寿命を迎えたらしい。
「別にさ、麻衣は出かけてたっていいんだぞ。電気屋の相手は俺がするから」
 わざわざこんなに暑い家にいる必要は無い。故障したエアコンの修理、もしくは交換し
なければいけないかもしれないが、その調査のために電気屋が来てくれることになってい
るのだ。
「お姉ちゃんはお仕事。フィーナさんとミアちゃんもお仕事。だから、この家のことはわ
たしたちがやらなくちゃいけないんだよ」
「いや、だから」
「お兄ちゃんは、わたしと一緒はいやなの?」
「え?」
「お兄ちゃんがいやって言うなら、わたしは……」
「そそそ、そんなことないって! 麻衣と一緒でいやなことなんてあるもんか」
「お兄ちゃん……」
「麻衣……」
「お兄ちゃんがしたいって言うなら、わたしは……」
 すぱーん!
 達哉は新聞紙で麻衣の頭を叩いた。
「いたーい。ひどいよお兄ちゃんっ!」
「大丈夫。まだ読んでないから」
「関係ないし」



 ……。……。



「そういえばさ、風鈴ってなかった?」
「風鈴か……、ちょっと探してみるか」
 達哉と麻衣は風鈴を探しに家の中を行ったり来たりしたが、見つからなかった。
「ますます暑くなったね……」
「しょうがないよ。麻衣のせいだし」
「はっきり言われた!」



 ……。…………。



「そうだ。扇風機はあったよな、確か」
「そうだよね。でも、みんなの部屋にエアコン付いてるから、扇風機ってどこにしまった
のか全然覚えてないよ?」
「……困った妹だな」
「覚えてないお兄ちゃんには言われたくないよ!」



 ……。……。……。



「なあ、麻衣。お風呂に入ってきたらどうだ。さっぱりするぞ」
「う、うん。でも、お兄ちゃんに悪いよ」
「俺なら気にするな。麻衣が入ってから入るから」
「……お願いだから、わたしが出てから入ってね」
「気にするなって言っただろ?」
「気にするよ!」



 ……。……。



「お兄ちゃん、お風呂あいたよー」
「おう。あ、今そこにカキ氷作っておいたから、よかったら食べてくれ」
「わあ、ありがとうお兄ちゃん♪」
「実は、冷凍庫にあった麻衣のアイス食べちゃったんだけど」
「うわあん、お兄ちゃんのばかー」



 ……。



「はあっはあっ、買って来たぞ、麻衣のお気に入りのアイス」
「ありがとう、お兄ちゃん。あのね、お兄ちゃんが出かけている間に電気屋さんが来てくれ
て、エアコン直ったよ」
「そっか、これでやっと人並みの生活が送れるな」
「あ、そろそろはかないと」
「何を?」



おわり



5回目のお祝い



「5回キスしたお祝いかな? それとも、5回ちゅーしたお祝いかな? それとも
それとも、5回エ……、ぷはっ。もうっ、そうやって止めるのは反則でしょ♪」



古典的な手段ですけどね(笑)。



今日は麻衣の5回目の誕生日ですね~。
いや、5回目って書くとなんかおかしいけど、5回祝うことになるとは思いませんでした。
そもそも、発売前に書いたのは麻衣がはじめてですからね~。
MCをまだやってないので、今年はやめておこうかなーと思いつつ、結局書いてしまいました。
何も考えずに30分。会話文ならではの内容ですが、たまにはいいかな。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!



2009/08/02

『THE IDOLM@STER RADIO LONG TIME』発売記念イベント 名古屋 アニメイト金山店 「握手会」



開場が10時30分だったので、10時ぐらいに着いてりゃいいだろうと9時過ぎに
家を出ました。名駅まで行って、JRで金山まで。中央線に乗るのって、もしかして
大学卒業以来かもしれません(笑)。
名古屋から金山は目と鼻の先なので、あっという間に着きました。
さて、アニメイト金山店はどこかなーと思っていたら、駅から出てほんとにすぐですな。
こりゃ真宵ようも……じゃなくて迷いようもないわさ。
ちょうど、番号順に整列してるところだったので、僕も並びました。
今回、なんと9番だったんですよね! まさかの一ケタですよ。
つーても、順番が早いだけなのであまりメリットがあるともなんとも言えませんけど。
トーク聞いていたいなら、後のほうがいいですしね~。



最初は横3列に並んで、店内に入ってからは2列で並んでました。
イベントスペースに案内されるのかなって思ってたら、そんなのないみたいで、通路に
並んでましたよ(わはー
握手会がはじめてというわけでもないし、そもそもこないだの名古屋のライブでも
見ているしなあ、と思っていたのですが。
開始時刻が近づくにつれて、だんだんだんだんどきどきしてくるんですよ。
ええい、童貞か? いや、違う、素人童貞か? いやいや、素人かよ?(えー
という冗談が浮かぶぐらいには動転していますた。(失礼、噛みました)



そして、いよいよミンゴス登場! って、えらい可愛いなっ♪
ふとももがばっちり見えるほどのショートパンツとか、なんかもうほんとに可愛いよ。
若い子にも負けてないよ!(ぉ
後ろのほうを見ようと、ぴょんぴょんしても、ある部位は揺れ……げふんげふん。
なお、番号が若くてよかったと思ったのはこの時でした(笑)



本来は……って、この話は書かないほうがいいのかしら。まあ、ちょっと飛ばして。
さて、自分の番になって、何を話したかと言えば、名古屋のライブ以来ですとか、
歌姫楽園イベントにも参加しましたとか、そんなことです(笑)。
それなのに、わざわざ東京までありがとうございましたと言ってくれて、やたら
ときめいてしまいましたよ☆
そして、握手なんですが、ちゃんと力をこめて握ってくれるんですよね。
その力加減がまた絶妙で、強すぎず弱すぎず、なんかすごく嬉しかった。
こういう時、長時間握手していたいぜって思うのかもしれませんが、実際に時間は
短かったんですが、すごく満たされたというか。握手ひとつで感心したのははじめて
でした。
基本的にはちょっとトークして、握手して終わりって流れでしたね。
時間にしてひとり平均30秒ぐらいかな。
終わった後も、店内をうろうろしていればこっそりトークを聞けるような状態でしたが、
邪魔になってもあれですし、さっさと帰りました。



今年はいろいろ活動の幅も広がっているみたいですし、これからも今井麻美さんを
応援していきたいですね~。
……あれ、思ったより長くなったなあ(笑)



今週の獲物~ (画像はこちら)



「数学ガール 下」 日坂水柯 メディアファクトリー



「ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円」 アサウラ 集英社スーパーダッシュ文庫
「Xの魔王」 伊都工平 MF文庫J
「妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!?」 東亮太 角川スニーカー文庫



控えめに、とは思っているのですが、やはり新刊はチェックしてしまいます。



(ぷちSS)「14日目 遊びと勉強の両立」(舞阪 美咲)



 ニュースでは、今年の梅雨明け宣言は出ないかもしれませんと言われているが、たとえ
梅雨が終わらなくても、夏休みが終わらないわけじゃない。最終日に地獄を見ないために
も、計画的に宿題をこなしておく必要があった。



「雄一~、夏休みなんだから遊びに行こうよ~」
 美咲が俺のベッドに寝転んでぶーぶー文句を言っているが、俺は今日はきちんと宿題を
やると決めている。
「俺だって遊びたいけど、ちゃんと宿題をやっておかないとダメだろ。美咲も、まだ宿題
残ってるんだろ」
「ふふん♪」
 自慢げに胸をそらす美咲。寝転んだまま器用なことだ。
「もしかして、もう終わったとか?」



「あのね、雄一。夏休みの宿題ってのは、提出日に終わっていればいいんだよ」



 そりゃそうなんだが、こいつの言うことを鵜呑みにしたら大変なことになる。
 そう思った俺は、黙々と宿題を進めることにした。
「むむー、美咲ちゃんをほおっておくと、すごいことになっちゃうんだからね」
 なぜ、宿題をしているのに脅されなければならないんだ……。
 とはいえ、権力(?)に屈するわけにはいかない。
 俺はそうっと携帯電話を操作すると、勉強に戻った。



 美咲はごろごろと寝転びながらマンガなど読んでいるようだが、どうやら積極的に俺の
邪魔をするつもりはないらしい。
 どうせなら勉強すりゃいいのになあ。と思ったが、余計なことを言って機嫌を損ねても
つまらないから、俺は黙って宿題をしていた。



 そのうち、飽きてきたのか美咲は部屋をうろうろし始めた。
「なんだか暑くなってきたな……」
 ぱたぱたという音が後ろから聞こえる。
「……脱いじゃおうかな」
 ……! いやいや、それはないよな?
「雄一、こっち見ちゃダメだよ~」
「お、おう」
 見ちゃダメと言われると、見たくなるのが人の常である。
 しゅるり、しゅるりという音が確かに聞こえる。まさか、本当に脱いでいるのか?
 いやいや、さすがの美咲と言えど、そんなことはしない……よな。……でも、美咲だぞ。
 ごくり。俺は思わず唾を飲み込んだ。いつのまにか喉がカラカラになっている。
 どうしよう……と思った時、コンコンとノックの音が聞こえた。
 ちょ、今はマズイって!
「はーい、どうぞ~」
 それなのに、美咲が返事をしやがった。だから、ここは俺の部屋だっての!



「お邪魔します。雄くん、お茶でもいかがかしら? それとね美咲ちゃん、ちょっと手伝っ
てほしいことがあるんだけど、うちまで来てくれない?」
「うん。いいよ、お姉ちゃん♪」



 へ?
 俺が振り向くと、美咲はちゃんとTシャツを着ていた。あれ、確かに脱いでいる音が聞こ
えていたんだけど。
 美咲はすぐに立ち上がると、部屋を出て行った。麻美さんは俺にウィンクすると、美咲の
後を追った。
 実は、麻美さんを呼んだのは俺だった。勉強の邪魔をされても困るので、適当なところで
美咲を連れて行って欲しいとメールを送ったのだ。
 だから、麻美さんが来たのは俺の予定通りなんだけど……。
 ま、いいか。これで落ち着いて勉強ができるな。
 と、俺は思ったのだが、ある物が目に入って、それはかなわないことになった。



 どう見ても、女物の下着の上だけが、そっとたたまれて俺の後ろに置いてあったのだ。



 美咲のものに間違いないと思う。が、どうすりゃいいんだよっ!
 勝手にどけておくわけにもいかないし、そのままにしておくわけにもいかない。
 悶々とする気持ちを抱えて、俺は捗らない宿題を前にして苦悩するのだった。



私信です



淡色館 (来島あわさん)
08/03 麻衣(夜明け前より瑠璃色な)
夏は暑いものですからね~。そりゃはいてなくたって誰も文句は言わなって、ええ?



Sketches and company(ブタベストさん)
07/29 矢口香奈
グッさんのビジュアルイメージはこれで行きたいと思います。
いつもありがとうございます~。



気ままな場所(福hideさん)
08-01 FORTUNE ARTERIAL SS 『初めてのロックコンサート』
やっぱり島に住んでいる上、滅多に本土にも行かないとなったら、コンサート
なんかにはどうしても行きたくなるんでしょうね~。
しかし、1世紀前のギャグって(笑)



ふぉーびぃでゅんふるーつほーむぺーじ(TMくん)
レポの紹介ありがとうございました~。
��月にもイベントがあるそうなので、その時はTMくんも参加できるといいですね。
僕もせっかく近場で開催されているイベントなので、できるだけ参加したいものですよ。



まったり空間(マクさん)
��斜め上
おもしろいのは確かにこれでしょうね~。どこまで行ってもいいのかは、キャラに
寄りますが。
かなでさんやいおりんなんかは、どこまで行ってもいいので、やりすぎると一周して
意外にいい話になったりしますし(笑)。



SSの感想ありがとうございます。
メガネ君はスペック的に雄一よりも遥かに上です。
役得と考えるには、あまりにも当たり前すぎる行為なのですよ、この二人には。
わざとなのか天然なのか、それは……秘密です♪(ゼロスっぽく)



明日に向かう気持ちを持って



「えへへ、元気になってくれたのなら嬉しいな♪ 何も特別なことなんてして
ないんだけどね。……ココだけの話、わたしもキミからいっぱい元気をもらって
いるんだよ?」



幸せな気持ちは、溜めておけないからこそ貴重なのです。



さて、今日は『THE IDOLM@STER RADIO LONG TIME』発売記念イベント 名古屋
アニメイト金山店 「握手会」に参加してきました。
トークイベントでも歌イベントでもないし、わざわざイベントカテゴリにしなくても
いいかなーと思うので、ここに書きますね。
……と思って書いていたら、思いがけず長くなっていたのでやっぱり別枠にします。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります♪



2009/08/01

(ぷちSS)「13日目 真の夏がはじまった」(舞阪 美咲)



「いよいよ夏本番だね、雄一!」
 朝から元気200%の美咲が、俺を叩き起こした。
「本番も練習もないだろ……。美咲の中ではいつから本番なんだ」
 眠い目をこすりながら言うと、
「八月から♪」
 と、満開の笑顔。これは、もう何を言ってもダメだと、俺の経験が判断した。
「しょうがない。今着替えるから、美咲は朝メシを用意してくれ。食パン焼くだけでいい
から」



「隠し味に、たっぷりの愛情はいかがですか?」



「……程ほどにな」
「うんっ☆」
 うれしそうに頷くと、ポニーテールを振り回しながら部屋を出て行った。
 焼きあがったパンに、どんなジャムが塗られているかは、想像しないほうがよさそうだ。



 土曜日なので部活は休みだ。だが、夏休みは「休み」ではないのだ。何を言っているの
か伝わらないかもしれないが、ニュアンスで判断して欲しい。
 どこに遊びに行こうと考えている暇もないので、とりあえず目に付いた自転車を引っ張
りだしてみた。
「自転車に乗るのも久しぶりだなあ」
 ペダルを回してみると、多少重たい気はしたがちゃんと回ってくれた。これならきっと
大丈夫だろう。
「雄一。盗んだ自転車で走り出しちゃいけないんんだよ?」
 美咲が疑わしげな目つきで俺を見る。
「いやいや待て待て。明らかに俺の家の庭にあった自転車だろ。しかも俺が買ってもらっ
た自転車で、俺の名前もちゃんと書いてある。さらに、それを言うなら『盗んだバイク』
だぞ」
「じゃあ、雄一は盗んだ自転車で走ってもいいって言うの?」
 時々会話が通じないんだよな……圏外なんだろうか。
「もう~、雄一は冗談が通じないんだから」
 冗談通じなくてもいいから、会話を通じさせてくれ……。



 俺はとりあえず、美咲を荷台に乗せて走りだした。
「せっかく荷台があるんだから、二台で行くのはもったいないでしょ」
 というのは美咲の言葉だが、どこにも説得力はカケラもない。
「どこに行く?」
「富士山!」
「いや、ムリだから。で、どこに行く?」
「琵琶湖!」
 お前は日本一ばっかりだな。
「せめて、日帰りできるところでお願いします」
「それじゃあね、玉城公園展望台にしようよ♪」
 ま、それが妥当なところか。
「オッケー。それじゃ出発しまーす。発車間際の駆け込み乗車は大変危険なのでお止めく
ださい」
「準備はバッチリだよ~」
 ぎゅうっと俺の腰に腕を回す美咲。……っく、やわらかいな。
「どしたの、雄一」
「い、いや、発射、じゃなくて発車します!」
 俺はくすぐったさをガマンしながら、ペダルに力を入れた。



「知多みるく祭り『知多みるくアニソンライブ』」レポ



知多みるくさんと言えば、知多半島の就職支援を目的として生まれたイメージキャラクター
なのですが、ライブを行うということになりました。
発表されたのが6月の終わりぐらいで、その時は「あー、土曜日は無理かなあ」という
気分で、ライブのことは頭の片隅に置いてあった程度だったんですが、ある時に確認
してみたら、その日は仕事休みだったことが判明(笑)。
まだチケットあるみたいだったので、せっかくなので行ってみようと思ったのがはじまり
でした。
ところで、世間的にはどれぐらいの認知度なんでしょうね?
おそらく、みるくさんも知多むすめさんたちもまだまだこれからだとは思いますが、
今日は思っていたよりも楽しく過ごすことができました♪



それでは、いつものように続きを読むにしておきますね。





実は、チケット申し込みの時点でちょっと手間取りました。
申し込んだのにメールが届かないんですよ。
原因は、多分こちらがフリーメールアドレスを使っていたから、だと思います。
三度目に、プロバイダのアドレスにしたらオッケーだったんで(わは
基本的にフリーメールしか使わないけど、やっぱりちゃんとしたアドレスも大事ですね。



さて、ライブの受付が13時開始なので、それに間に合うように家を10時半に出ました。
名古屋駅まで行って、そこから名鉄なのですよ。
ちょっとだけメロンで買い物して、駅構内で食事をしてから名鉄に乗ります。
確か、何年か前に出張でセントレアに行くのに使って以来ですね。
普段はせいぜい地下鉄かJRですので。
特に迷うことも無く目的地の知多半田駅には着いたんですが、電車に乗っていてびっくり
したことがふたつありました。



今日は客が多いな!(ぇ



うっかりポケモン電車に乗ったので、ちびっこは多いわ、ホームからパシャパシャ写真
撮る人が多いわで大変でした。いや、別にいいんですけど。
でも、それも太田川で河和線に乗り換えるまででした。
こっちは人も少ないし、すごくのんびりしてましたよ。
んで、ある駅で駅名表示を見て驚いたよ。



阿久比って、「あぐい」って読むのか!!(えー



今の今まで「あくび」って読んでましたよ。これでも生まれてからずっと愛知県民なの
ですが(ぉ



そんな事件を乗り越えつつ、知多半田駅に到着。改札を抜けたらいきなりメイドさんが
立っていたのにはびっくりしました。今日のイベント用なのか、普段からいるのかは
不明です(笑)。
まだ時間はあったし、雨もちょうど上がっていたので、ちょっとだけ駅周辺を散策してから、
会場のクラシティ半田に向かいました。
エスカレーターで3階まで上がっていったんですが、イベントスペース以外には普通に
市民の方がいらっしゃるんですよね。
てっきりこの3階全部がそういうイベント用に借りてるのかと思ってました。



f:id:kmx1328:20090801211153j:image



グッズ売り場を眺めつつ、CDだけ購入。
売り場スタッフの女性陣はみんなメイドさんだったんだよね~。
男性もみるくさんのTシャツ着てたし。……この人たちは本気だ。



それで、すぐに受け付けも済ませて会場に入ってみたら、すでに3分の2ぐらいは埋まって
ました。
あれ、まだ受付開始から10分も経ってないはずなのに。
規模が120~130人ぐらいのイベントなので、そんなに驚くことではないのかも
しれませんが、こんなものなのかな。
幸いにして、中央付近の席はゲットできました。



緑色のメイドさん(色合いや雰囲気はメンソレータムのあれ)が、前説というか注意事項の
説明をして、イベントははじまりました。
以下、イベントの流れや曲順等、記憶違いがあるところもあると思いますので、それは
ご了承ください。



��、「Cagayake!GIRLS」(4人のメイドさん)
��人のメイドさんが踊りながら歌ってくれました。
……って、みるくさんの中の人でもないよね? 誰なの?
という気持ちでしたわ。



歌が終わって、司会役の牛さん(Webラジオの人とは違う)が登場して、ちょろっと解説。
んで、次こそみるくさんの登場です!



……って、ステージに人形が置いてあるよ!?
��こんにちは、知多みるくです)
って、アテレコかよ、おいー(わはー
まあ、これは軽いジャブで、その後にちゃんと登場してくれました。



��、「ミラクルみるくが止まらない!」(知多みるく)
事前にニコ動のPVやwebラジオをチェックしていたので、声の人の尾高もえみさんの顔や声は
知っていたんですが、可愛い人でしたよ~。みるくさんのコスプレも似合ってました。



この後、自己紹介などがありました。
んで、さっきの4人のメイドさんは、知多むすめさんの声を担当している4人だそうな。
知多みるく以外にも4人の新キャラがいまして、知多むすめって言うみたい。
知多舞子さん、半田酔子さん、南知多マリナさん、阿久比ほたるさんって言うんですよ。
すごいな、知多半島(わは
彼女らは確か、ヒューマンアカデミーの生徒さんで、声優さんのタマゴだそうです。



んで、みるくさんと声の人への質問コーナー。
定番の質問、スリーサイズとかあったんですが、禁則事項だってさ(わは
質問コーナーの次は、また歌でした。
マクロスFから2曲。



��、「星間飛行」(知多みるく)
��、「愛・おぼえていますか」(知多みるく)
マクロスFはまだ見ていないのですが、有名な曲なのでなんとなく知ってました。
「愛おぼ」のほうは、記憶のメロディーラインと違っていたので、多分マクロスFのバージョン
なのでしょう。



次は知多むすめさんたちのソロメドレー。



��、「魂のルフラン」(半田酔子)
��、「創聖のアクエリオン」(阿久比ほたる)
��、「哀戦士」(南知多マリナ)
��、「Don't say “lazy”」(知多舞子)
なんというか、新人さんらしいところがいっぱいでしたが、一生懸命なところはとっても
伝わってきました。笑顔って大事です。



��、「くびれない日曜」(知多みるく)
��0、「もえろ!!知多半島」(知多みるく)
「もえろ!!」のほうはやたら気合入ってて、ツインギターでした。
知多むすめたちもバックダンサーだったり、がんばってましたね。
しかし、ツインギターの一人が、某閣下みたいなメイクですごかった(わはー



ここで牛乳早飲み対決~というのがありました。なんと言っても知多「みるく」さんですし。
みるくさんと知多むすめ全員で、一番早い人は、webラジオでコーナーがもらえて、
遅かった人は罰ゲームという流れでした。
んで、勝ったのはほたるちゃんで、負けたのはみるくちゃんでした(わはー
負けたみるくちゃんは、というかもえみさんは、なんと自腹でみるくのグッズを買って、
それをくじで当たった僕ら参加者に渡すという、すごい企画でした。
その場で財布から札を出して、精算してましたですよ(笑)
くじに当たったのも、みるくのコスプレをしてる女の子で、もえみさんよりも似合っていた
かもです(わは
それで、勝ったほたるちゃんがコーナーをもらったわけですが、いろいろあって、他の
��人も、ついでにみるくちゃんもコーナー貰ってました(ぉ
全て、シャアの決めたことですから(ええー



��1、「ハレ晴レユカイ」(知多みるく)
知多むすめ2人も加わって、ちゃんと踊ってました。



��2、「Enter」(尾高もえみ)
カタカナなのか大文字なのかわかりませんが、もえみさんとしての新曲だそうです。



��3、「GO MY WAY!」(知多みるく)
今度はさっきとは別の2人が加わって、やっぱりちゃんと踊ってました。



��4、「いっぽんみち」(知多みるく)
みるくさんのオリジナルソングのラスト、いっぽんみちでした。
けっこう和む歌詞なんだよね。



これでライブは終わり……だったんですが、お決まりのアンコールがありました。



��5、「ミラクルみるくが止まらない!」(知多みるく)
歌詞は単純なんだけど、繰り返しがけっこう長くて大変な気がしました、この歌。



そして、時間がちょっとあったので、予定外のラストソングがもう一曲。



��6、「もえろ!!知多半島」(知多みるく)
最後は、スタッフまでもノリノリで手拍子参加してました。や、今までも後ろのほうで
盛り上げてたと思うんですよ。思ったよりもみんなの手拍子が揃っていたので、
誰かが先導してんのかなーと。
でも、こういう盛り上がりは大好きです! シャアのエアギターもな!(わはー



これでライブは終了となったんですが、なんか自然な流れでサイン会になってました。
CDを買った人は並んでくださいーってことだったので、ビニールを破っていそいそと
並びました(わは



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前の人はジャケットにしてもらってたんですが、どこでもいいですよってことだったんで、
CDケースに書いてもらいました。
しかも、なぜか尾高もえみさんとは握手までしていたんですが(ぉ
ああ、こういう身近なイベントっていいですね。



知多むすめさんたちのサインもちゃっかりもらって、ちょっとお話したんですが、やっぱり
こういうイベントは初めてで、歌とかすっごいニガテなんですよ~といってる子もいました。
でも、それぞれ個性的なキャラがあると思いましたし、これからもっと経験を積んでいけば、
きっといい声優さんになるんじゃないかなって思いました。
確かに、グダグダなところもあったけどさ、そんなのしょうがないよね。
次に挽回できればいいと思うのですよ。



なお、舞子役ののじまさん(この子はひらがななのかな(ぉ))は、ポニテで
メイドだったので、ちょっとドキドキしてしまいました(笑)。
��月のイベントにもみなさん出演されるそうなので、これは要チェックなのやもしれません。



こんな感じで、歌がしっかりしてるとか、ダンスが上手いとか、トークがばっちりとか
そういうことではない、本当に新人さんたちのイベントだったんですが、思っていた以上に
楽しめました。
この点、司会の牛さんの功績はかなりのものだと思います(笑)。



次回、9月にまたイベントがあるそうなので、時間があったら参加してみたいですね~。



イベントの夏、日本の夏



「今年は片っ端から制覇していこうね。ダメだったらもう一度やり直すんだから、
気合を入れるように。わかったら返事! よしっ、達成の暁にはきちんとご褒美
貰うからね~」



……こっちがあげるの?(ぇ



イベントレポ書いてたら、SS書く時間が半分になりました(笑)。
それでもなんとか書く! だって、夏休みなんだもん!!(休日のマチガイです



明日も、朝イチでミンゴスのイベントなんですよね。
握手会とはいえ、ちょっとぐらいお話できる時間がありそうな気もしますが、
トークのネタは考えておいたほうがいいのかな。



それでは、明日もエステルマジカルがんばります!