2009/03/11

繋がりは、とてもうれしくて



「だって、ちょっとでも離れるとすごく悲しいんだよ? だから、
寝てる時もわたしの手をずっとずっと繋いでいてね」



フリーズならともかく、ネットにつながらなくなって途方にくれていたところ
だったのですが、突然復旧しました。
いやー、何がどうなってるのやら。



「千年泉に到着だね~」
「ああ。ここらで休憩にしようか。ちょっと待っててくれよ」
 孝平はカバンからレジャーシートを取り出した。
「えーと、突風はないだろうけど、一応石を置いておくか」
「はい、こーへー」
「ありがとうございます、かなでさ……って、ええっ?」
「お姉ちゃん?」
「うん、間違ってもひなちゃんのお兄ちゃんじゃないよ?」
「んなことはわかってますって。どうしてこんなところに?」
「もうすぐ卒業だからね~。学内をいろいろまわって思い出に浸ってみようかと」
 かなでは懐かしそうにまわりを見渡した。
「お姉ちゃんは、ここにどんな思い出があるの?」
「そーだねえ……。ずっと昔に、幼なじみの男の子が溺れたよーな記憶が」
「その幼なじみの男の子は、何も悪いことしてないのにイカダで島流しにされたんですよね」
「そーそー。よく覚えてるね、こーへー。さすがは生徒会副会長!」
 ぐっ、と親指を立ててにこやかなかなでだった。
「そういえば、そんなことあったよね。あの時は、お姉ちゃんが孝平くんに人工呼吸
しようとして大変だったっけ」
「……ちょっと待って。それ初耳」
「……ごめん、冗談だよ」
「なんだ、よかった」
 ほっと胸をなでおろす孝平。
「実は、私が人工呼吸……したんだよ?」
「……え?」
 ふたりはお互いのくちびるを見つめあい、そして。
「はいはい、そこまでー。まずは、お昼を食べようよ」
 かなでのノーテンキな声が邪魔をするのだった。



つながらなかった動揺が残ってますので、ちょっと文章にノリが足りませんね(ぇ



それでは、明日もエステルマジカルがんばります。



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