2005/06/12

「サナララ」 (ねこねこソフト)コンプリート~♪



おまけも終わって、ようやくコンプです。
おまけやスタッフルーム、それから緊急回避!のアレとか
無駄に力入ってるよね。さすがです(笑)。
じゃじゃ馬シリーズはすごく和むなあ。



全体的な感想としては、無難な内容だったかなあ、という感じ。
決してダメダメではないけど、すごくいいというわけでもない。
大きなスケールの物語ではないけど、ちょっと心がほわっと
なるようなお話でした。
今ならお値段も安くなってる頃だと思いますし、他のゲームの
息抜きにプレイしてみるのもいいんじゃないかなーと思います。
では、以後はネタバレ交えつつ、各Story毎に書いてみます。





Story:01はのぞみ先生。
「チャンスシステム」の解説もあるので、オーソドックスな
展開、尚且つのぞみ先生のキャラがおもしろいのですんなり
ストーリーに入ることが出来ましたね。
小ネタの利いた伏線がよかったです。にじとか(笑)。



Story:02はあゆみちゃん。
この話は、キャラクターの可愛さは全部を通して1番好きな
ぐらいなんですが、個人的にはシナリオがちょっとイマイチ
風味に感じました。
Story:01では主人公がチャンスを何に使うかがポイント
だったのに対して、このStory:02では相手(あゆみ)が
どんな願いをしたのか、がポイントでした。
最後まで読んでもどうも何を願ったのかがよくわからず、
幼なじみが結ばれるきっかけになったのかなあ?という
感じでしょうか。



Story:03は、ちょっと今までとは雰囲気の変わったお話。
一夜限りの、ちょっとだけ奇跡が混じったお話でした。
読後感が少ししんみりしてしまうのが残念ですが、
Story自体はすごくよかったと思います。
ラストの屋上のシーンで、AIRのみちるを思い出してしまった
のは僕だけではないはず(えー



そしてStory:04。
今までの3本のStoryがあるからこそ、このStoryの良さが
より一層際立っていると思います。
チャンスシステムの裏をついたり、いろいろな可能性を見せて
くれました。
サナララの意味も聞いてしまえば、なんだそんなことか、と
思ってしまうようなことですが、そこにはちゃんと意味が
あります。
チャンスシステムのナビゲーターと対象者に選ばれるのが
偶然であるなら、「サ・ナ・ラ・ラ」が生まれたのも偶然。
偶然の積み重ねというよりも、いろいろな可能性のひとつが
形になったもの、それが「サナララ」だったんだと思います。
何より、この話がすごくいいんです。
理想的な、読み手がこうなったらいいなという気持ちが
そのままお話になったような、読み終わったらあたたかい
気持ちになれるお話でした。



そんな大それた事件があるわけでもない、期間限定のほんの
ちょっとの不思議なStoryたち。
名作とはいいにくいし、良作ともいえないけど、全然ダメな
こともない。
強いて言うなら、悪くないよね?って感じ。
こういう路線もいいんじゃないかな、と思わせてくれるような、
そんな作品でした。



最後にどうでもいい余談ですが、次回作は「縦ロール」が
メインヒロインなんでしょうかね?



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