- 作者: 橋本紡,山本ケイジ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2006/02
- メディア: 文庫
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シリーズ完結。短編集はまだ出るそうですが、本編はこれで終わりです。
想像していたような劇的な展開はなく、病院を退院してからの里香と
裕一のありふれた、そう、ごくごくありふれた日常が描かれていきます。
涙によるラストシーンではなく、あたたかく幸せな笑顔で。
これはこれで、とっても心地良いものですね。
……えー、ちょっとだけ違いますけど（笑）
あの小道具が、こんなふうに使われるとは思ってなかったけど、僕が
思っていたよりもよかったです。
司とみゆきも、まさか……ねえ？
夏目先生も、最後に言いたいことを全部言ってから、旅立っていきました。
あんなに嫌な奴だったけど、今では全然そんな気分にはなりませんね。
なんだろう、シリーズが終わったけど、あまりそんな感じがしないのは
どうしてなんでしょうね。
それほど自然でさりげなかったからなのかもしれません。
読後感がとってもあたたかい作品でした。
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