半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)
- 作者: 橋本紡,山本ケイジ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2005/02
- メディア: 文庫
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うあ、もしあの未来が現実になったら、僕は多分ショックです……。
おいおいずっと夏目の話かよ? と思うほどに、夏目先生のエピソードが
たっぷりと語られました。
今回の話を読むことによって、やっと今までの夏目の行動に納得がいきます。
きっと、夏目にとって裕一は、昔の自分を見ているような気持ちだったん
だろうなあ。
今回は視点がころころ変わりますが、きっと第四話の十数ページのために
あったのではないでしょうか。
あまりの展開に一瞬息が止まりそうでした。
それと、ひとつの視点に縛られないため……かな。
夏目に入りすぎてもダメだし、裕一だけでもダメ。頻繁に視点が変わる
ことによって、悲しみが急激に溜まるというよりも、じわじわとせり上がって
くるような感じでしたから。
続き、続きが気になってしかたないです。
てゆか、前回の引きから今回のポイントは「最悪の結末」の行方だったん
だけど、これまたうまく引っ張りましたね。
今回の夏目エピソードは必要なことですが、多分僕は、裕一と里香の話が
読みたいんですよ。それは他の人も一緒のはず。
次の巻がすぐ手元にあって、いつでも読める状態というのはとっても
素敵なことですね(わはー
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